歯科治療でよく耳にする「インプラント」。矯正歯科治療でもインプラントを使用することがあります。
今回は比較的新しく一般的になってきた治療法についてお話しします。
矯正歯科治療用のインプラント「アンカースクリュー」ってどんなもの?
矯正歯科治療用に開発されたチタン合金の小さなネジのこと。そのネジを顎の骨に埋め込み、歯を動かす固定元として用いる治療法で「インプラント矯正」などと呼ばれることがあります。
この治療のメリットは?
①患者さんの負担軽減:取り付け取り外しが短時間で済む
②動かしたい歯だけ動かせる
③治療期間の短縮:固定元が強固になることで数本の歯をまとめて動かすことができる
④大臼歯・前歯の圧下:歯を骨の中に沈めるように動かすことが可能になるので歯の高さを変えることできる。
⑤外科矯正の回避:骨格上の上顎前突や下顎前突、開咬などの治療で外科矯正をしなくて済む可能性があります。
高いゴールを目指して日々進化している矯正歯科治療。
詳しくは当院へご相談ください。

ののやま矯正歯科医院
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外科矯正
矯正歯科治療の目的は、歯並びを整えることだけではなく、上下の歯の噛み合わせを整えることも大切な目的の一つです。歯が綺麗なアーチを描いて並んでいたとしても、奥歯だけでしか噛めていなかったり、下顎が上顎よりも前に出ている状態では正しい噛み合わせとは言えません。
そこで上下の顎の骨の形、大きさ、位置の著しい以上(顎変形)を伴う場合、矯正治療だけでは良い噛み合わせを獲得することが困難であるため骨切り手術を併用します。
手術部位は上顎、下顎、下顎の先の部分(オトガイ)のいずれか、または全てだったりと人によって様々。10〜21日前後の入院を必要とし、手術自体は全身麻酔で行われます。口の中を切って行うので傷は目立ちません。手術後は切った骨をプレートとネジで止めています。術後2週間は顎間ゴムといって小さな輪ゴムで上下の歯を固定し動かないようにし、食事はミキサー食でスープ状にします。
退院後は術後矯正に入り、半年から1年後装置を外して保定期間に入ります。骨を固定しているプレートは、保定期間に入ってから1〜2年以内に撤去します。
費用については、「顎口腔機能診断施設」の認定を受けている施設に限って健康保険が適用されます。手術の費用は高額医療費や限度額適用認定の対象になるので、患者さんの健康保険に申請すれば一部返還されます。
「手術」と聞いて不安を感じられる方は多いと思いますが、安心して手術を受けられるように情報提供させていただくのでお気軽にご相談ください。
注意すべきアレルギーと矯正
矯正治療を始めるにあたって特に注意すべきアレルギーが2つあります。
1つ目は金属アレルギー、矯正ではニッケル、クロム、コバルトなどの金属が使われており、それらが皮膚や粘膜に触れることで炎症を引き起こすことがあります。対処法としては、大学病院などで腕などに金属を少量貼り付け炎症の有無を診るパッチテストを行いアレルギーが出る金属とでない金属の種類を見極めます。その結果をふまえ、矯正歯科医師が使用する装置を選択します。
2つ目はラテックスアレルギーです。ラテックスとはゴムの種類のことで、多くの歯科医院で使用するグローブ(手袋)に含まれます。金属アレルギーと同様、触れることで炎症が起きることがあります。対処法としては歯科医院にラテックスの含まれていないグローブを使用してもらうことです。
そのため初診時の問診での申告がとても重要になってきます。しかし患者さん自身がアレルギーを把握されておらず、装置をつけた後に症状が認められた場合は原因となる装置を除去し、治療計画や使用する装置の材料を見直す必要があります。
アレルギーや体質のことで不安なことがあれば適切に対処させていただきますので、ご相談ください。

矯正治療と歯周病の関係
矯正歯科治療中の患者さんの中には一般歯科で歯周病の治療や定期的なメインテナンスを受けている方もいるでしょう。今まで上手にブラッシングできていた人でも矯正治療でお口に中に装置がついたことによってお口の中の環境が一変してしまうことがあります。
そもそも歯周病とはお口の中の歯周病菌によって引き起こされる感染症ですが、歯周病菌がお口の中にいても全ての人が歯周病になるわけではありません。
歯周病は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病と同じようにその人の免疫や生活習慣などが複雑にからんでいると考えられています。そのため歯周病を予防するには毎日のお口の中のお手入れや定期的な歯科受診だけでなく生活習慣を見直す必要があります。具体的には、食習慣の改善、禁煙、十分な睡眠、ストレスの軽減などが考えられます。
それに加えて、噛み合わせのアンバランスを正すことも歯周病予防のポイントになります。歯周病につながる不正咬合は上顎前突、開咬といった噛み合わせ。口が閉じにくいため歯茎が乾きやすく歯周病のきっかけになります。また特定の歯にだけ必要以上の力がかかる外傷性咬合は、過剰な力がかかる部分の歯周組織が圧迫され血流が悪くなり歯周病のきっかけとなる歯肉炎が治りにくくなります。
特定の部分の歯が強く当たる気がする。そんな方はご相談ください。
歯並びを悪くする癖
皆さんは「舌の正しい位置」「お口の正しい状態」をご存知でしょうか?
①喋る、食べる時以外はいつも舌はスポット(上顎の前歯の少し後ろ)について上顎に沿ってついている
②唇はいつも閉じている
③歯は2〜3mm開いている(食いしばっていない状態)
④正しい飲み込みができる(舌が上顎を押して飲み込む)
これらが無意識にできるのが理想です。
<悪いお口の生活習慣>
・口呼吸・ポカンとお口が開いている・舌が下に落ちている・舌が歯を押している・歯を食いしばっている・クチャクチャ音をたてて食べる・唇を噛む・頬杖をつく・寝る時にうつぶせ、横を向いて寝る・片方の歯でばかり食事を噛む・指しゃぶり・爪を噛む・姿勢が悪い、猫背
口呼吸では舌が正しい位置にはありません。いつも何気なくやってしまう悪い癖は顎に負担をかけ続け顎がずれる原因になります。
当院では矯正治療と一緒に舌のトレーニング(MFT)も治療計画に組み込んでいます。悪い癖がついていると治療がスムーズに進まなかったり、矯正が終了し装置を外した後に後戻りが出やすいからです。
皆さんもご自分の舌の位置を確認してみてください。
音波歯ブラシ
「電動歯ブラシっていいんですか?」という質問をよく受けます。今日はその質問にお答えします。
電動歯ブラシは振動数の違いで、電動歯ブラシ<音波歯ブラシ<超音波歯ブラシと3種類に分けられます。その中でも当院のオススメする音波歯ブラシをご紹介します。
音波歯ブラシは、1分間に約31,000回ブラシストロークをしているため、高速振動で手用歯ブラシより短時間で効果的にプラークを除去することができます。通常の歯ブラシでは落としにくいステインを除去することもできます。
しかしながら、使い方を誤ると歯茎を傷つけたり、歯がすり減ってしまうことがあるので注意が必要です。手磨きが上手にできる人にはオススメです。
ブラシを歯の表面に軽く当てて、奥歯から前歯にかけてゆっくり引くように動かします。手磨きのようにゴシゴシ歯ブラシを動かす必要はありませんがきちんと歯にブラシの毛先が当たっているかチェックしましょう。
矯正中の人でも先端を先の細いワンタフトブラシに変えて音波歯ブラシを使用することができます。
正しく音波歯ブラシを使用して矯正中もプラークコントロールをしていきましょう。
効果絶大!鼻うがい
秋になってつらくなる花粉症。その他にも、慢性アレルギー性鼻炎や蓄膿症などで鼻がつまり、スプリントをはめると口で息がしづらく、スプリントが使えないという人が多いです。
薬の効果も低く、症状がよくなるのをただ待つだけで諦めている方も多いのではないでしょうか。
今日は鼻づまりを劇的に改善する「鼻うがい」についてご紹介します。
鼻うがいは、普通のうがいでは洗浄できない上咽頭を洗浄することで鼻づまりを改善することができます。上咽頭とは、インフルエンザの検査で鼻から綿棒を入れて触るところです。ここは呼吸をすると必ず汚れる部位で、この部分の上皮細胞を洗浄すると、炎症を抑えることができます。
片方の鼻に専用のボトルを当てて、ボトルを握り洗浄液を押し出すと、反対の鼻孔から洗浄液が流れ出します。反対側も同様に行い、最後に鼻を優しくかみます。はじめは難しいかもしれませんが、何回かやるうちにできるようになります。体液に近い洗浄液なので鼻がツーンとしません。1日1〜2回継続して試してみてください。
当院でも鼻づまりの人にお勧めしています。風邪やインフルエンザの予防にもなりますので、ぜひお試しください。

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かわいく「見せる矯正」を楽しもう!
矯正治療をためらう理由として「見た目が気になる」という方は多いと思います。矯正治療の装置はなるべく目立ちにくいものが開発されていますが、ついているものを見えなくすることはできません。口元を気にしながら長い治療期間を過ごすよりも、矯正装置を自分の好きな色にして楽しみませんか?今日は矯正の楽しみ方「カラーモジュール」をご紹介します。
モジュールとはブラケットにつける小さな輪ゴムのことでワイヤーとブラケットをとめてくれます。
当院ではキャップ付きのブラケットを使用しているため、必ずしも使用するわけではありませんが、ご希望があれば自由に選んでいただけます。当院では16色のカラーモジュールをご用意しています。
モジュールは調節毎に交換するので毎回組み合わせを自由に変えることができます。
日本臨床矯正歯科では、毎年矯正治療中の方の写真コンテスト「ブレーススマイルコンテスト」を開催しています。
お気に入りのカラーモジュールで素敵な笑顔の写真をコンテストに応募してみませんか?
矯正中の今しか出来ない楽しみ方でいい思い出を作りましょう。
歯茎下がり
皆さんのお口の中で歯茎が下がってしまっている歯はありませんか?
今日は歯茎が下がる原因と対処法をご紹介します。
<原因>
①ゴシゴシ力を入れて強く磨きすぎ
②歯周病:歯を支えている骨が溶けてしまいそれと一緒に歯茎も下がってしまっている
③無理な噛み合わせ:歯の変な方向に力が掛かりその方向の骨が溶けてしまいそれと一緒に歯茎も下がってしまっている
④矯正による大移動:八重歯など矯正の移動距離が大きいと骨が少なく歯茎が下がりやすくなる
②③④は歯を支えている骨が吸収されることによってそれと一緒に歯茎も下がってしまい、歯の根の部分が出てきてしまっている状態です。
一度吸収されてしまった骨は残念ながら二度と元に戻ることはありません。
①②は正しい歯の磨き方を身につけることで予防することができます。
③④は子供の頃の矯正で正しい位置に歯が生えるようにスペースを作り、変な噛み合わせにならないようにしてあげることや、骨が吸収される前に対処してあげることが可能です。
大切な歯を支える骨を失わないためにも予防、早めの対処をしてあげましょう。
本来の力を発揮するために「噛む」ことは必要不可欠!
皆さんはテレビでプロ野球選手が口にマウスピースをくわえて打席に立っているのを見たことありませんか?野球選手はバッティングする時、よりボールに力を伝わりやすくするためにグッと歯を噛み締めて踏ん張ります。マウスピースはその時に噛み合わせと整え、なおかつ歯が割れないよう防ぐためのものです。そのぐらい噛むことと身体を動かすことは関係があります。
これはアスリートの世界だけでなく私たちの日常の生活の中でも同じことが言えます。
重い物を持ち上げる時や、立ち上がる時、もちろん運動する時も私たちは無意識に歯を噛み締めています。
しかし、それが正しい噛み合わせでなく、奥歯だけで噛んでいたり、前歯が先と先でしか噛んでいない不安定な状態だったら、本来の力を出しきれなくなります。
そして高齢になり多くの歯を失ってしまうと、体の筋力が衰えているため、歯を噛み締めて踏ん張れなくなり、車椅子、寝たきりの生活へと繋がってしまいます。ずっと不正咬合で、特定の歯だけに負荷がかかり続けていると、その歯は高齢になってから脱落してしまう可能性が高くなってしまいます。
いつでも、いつまでも、その人本来の力を発揮し続けられるように「噛み合わせ」にも目を向けてみてください。

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