6月4日は虫歯予防DAY、6/4〜6/10は歯とお口の健康週間

ということで、今週は虫歯予防とお口の健康の為に何ができるのか考えてみましょう。
まず虫歯予防について大切なことは歯磨きを丁寧に行うことと、間食の摂り方です。
歯に歯ブラシをきちんと当てて磨くことはもちろんですが、歯ブラシでは歯と歯の間の汚れを取り切ることはできません。そこで糸ようじなどのフロスや歯間ブラシも毎日使わないと、歯と歯の間の見えないところで虫歯が進行し、痛みや穴で虫歯に気づいた時には神経をとらないといけない程進行している場合が多いです。
間食でだらだら食べを続けていると、口の中が常に酸性になり歯が溶けやすい状態が続きます。そしてその時に酸性度の強い炭酸の飲み物や虫歯菌の栄養になる糖類を摂ってしまうと虫歯の進行へと繋がるので気をつけましょう。
お口の中の病気で一番身近にあるのは歯周病です。歯茎にプラークが溜まるとプラークの中の歯周病菌が歯茎から出血し腫れる歯肉炎を起こします。歯肉炎を放置すると歯を支える骨を溶かし膿が出る歯周病へと進行するのです。歯肉炎の段階なら1週間程度歯茎にブラシを当てて出血と同時に歯周病菌を体の外に排出すると歯肉炎は改善します。この歯とお口の健康週間で歯肉炎を改善させましょう。

ののやま矯正歯科医院

禁煙週間

5月31日から6月6日の一週間は禁煙週間です。初日の5月31日はWHO(世界保健機関)の定める「世界禁煙デー」です。『そろそろ禁煙したいな…。』と考えている人にはいいタイミングなのではないでしょうか?
矯正治療をされている方は少なからず見た目への関心があると思います。今日はタバコがもたらす見た目への影響についてお話します。
タバコを吸い続けると「スモーカーズフェイス」と言われる喫煙者に特徴的な顔つきになります。目尻や口の周りに目立つシワ、くすんだ肌やシミなどの肌トラブルに加えて、乾燥した唇、白髪、歯や歯茎の変色、口臭などが特徴で実年齢よりも老けて見られてしまうでしょう。
これはタバコに含まれるニコチンの影響で血管が収縮され、肌へ酸素が行き届きにくくなるためです。そればかりでなく、シミの原因となるメラニン色素ができるのを抑えたり、コラーゲンを作るのを助けるビタミンCがニコチンを分解する際に大量に消費されてしまうのです。
タバコは健康だけでなく見た目にも影響を与えるので、いつまでも健康で若々しくいる為にもこの機会に禁煙をしてみてはいかがでしょうか?

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口唇口蓋裂と矯正治療

健康保険が適用される矯正治療の時にご紹介した口唇口蓋裂とは、生まれつき口唇と口蓋(上あご)が離開している状態をいいます。お母さんのお腹の中で口唇と口蓋は別々に作られるので、口唇裂だけのこともあれば口蓋裂だけのこともあり、また両方一緒に起こる場合もあります。それによって上顎の成長がよくなかったり、歯の生え方に異常があることが多いです。そこで噛み合わせをよくしたり顔のバランスを整えたりするために矯正治療が必要になってきます。矯正治療を始める時期は、患者さんの状態や発育の程度、医師の考え方などによって異なりますが一般的な流れをご説明します。
生後2〜3ヶ月の頃に唇を塞ぎ、言葉を話し始める1歳〜1歳半頃に口蓋を塞ぐ手術をします。前歯が永久歯に生え変わったら噛み合わせや歯並びを整える矯正歯科治療に入ります。また将来、裂部に骨移植するための準備もこの時期に始めます。8〜10歳頃の犬歯が生える前に口蓋の欠けている部分に骨を移植して歯の生え変わりを助けたり、歯を動かす為の土台作りをします。
永久歯が生え揃ってくると、最終的な噛み合わせを目標にマルチブラケットを用いた本格矯正を行います。

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学校歯科検診と顎関節症

顎が痛い、カクカクポキポキ鳴る、口が開きにくい、顎に違和感がある、などの症状が出る顎関節症。何歳ごろからその症状が現れるのでしょう?
東広島市の平成28年度学校歯科保健調査で気になる結果が出ました。
年少〜小学2年生までは顎関節の項目は要注意0人でした。しかし、小学3年生になると要注意65人と大幅に増加しています。
つまり小学校3年生の時期に顎関節の症状が現れるということになります。原因は、はっきりとしていませんが、成長変化や永久歯の萌出が影響している可能性はありそうです。例えば上顎は下顎よりも成長のピークが早く訪れることで前後のズレが出やすくなります。また、6才から8才にかけて、永久歯が生えてきますが、あまり良くない噛み合わせとなっている場合、ちょうど9才から10才頃に顎の症状として出てくるといったことがあるかもしれません。
当院では早期治療(子供の時期の矯正)から顎関節症の予防に取り組んでいます。お気軽にご相談ください。

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こどもの矯正治療

5月5日はこどもの日ですね。今日はこどもの矯正治療についてお話しします。こどもの矯正治療には大人にはない「成長発育」という要素を持っています。
そもそも噛み合わせや歯並びの悪さは歯だけではなく、顎(骨格)にも問題がある場合が多いので、発育過程にあるこどもの場合、上下の顎の成長を抑制したり、促すなどして永久歯が生える前に問題を解消することができます。つまり、骨格と歯並びの両方から治療をすることができるのです。
また、舌で歯を押し続けるなど、歯並びを悪くする原因となる「舌癖」この舌癖を取り除くトレーニング(MFT)をすることで、不必要な口元の力みや緊張をなくし、きれいな発音と歯並びを手に入れることができます。矯正歯科ではこのトレーニング(MFT)を受けれるようになっています。MFTは、低年齢からをスタートすることでその効果はさらに上がります。
このように、こどもの矯正治療は、こどもの成長を見守り、正しい方向に発育させたり、口腔習癖を改善し、歯並びの乱れを予防することを目的としているものがあります。

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