学校歯科検診でチェックがついた

お子さんが学校歯科検診でもらった用紙の「歯並び・噛み合わせ」「顎関節」の項目にチェックがついてた方は、矯正歯科やかかりつけの歯科でみてもらいましょう。
検診で歯科医師は、保護者の方では分かりにくいお口の中の問題も発見し該当する項目にチェックを入れます。
「歯こうがついています」や「歯肉に炎症があります」といった項目にチェックがしてあると一般歯科に来院していただき歯科衛生士による歯磨き指導を受ける必要があります。さらに「歯石がついています」という項目にもチェックがしてあれば歯科衛生士にクリーニングしてもらわなければいけません。早く抜いたほうがいい乳歯があったり、虫歯があったら早めの対処をしなければいけないように、「歯並び・噛み合わせ」「顎関節」についても、このまま放っておいたらその子にとって悪影響が出る可能性があるので、年に数回の学校歯科検診でチェックしています。
当院でも学校歯科検診の用紙の「歯並び・噛み合わせ」「顎関節」などについて対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。

ののやま矯正歯科医院

歯ぎしり

目が覚めた時、顎や頬がズーンと重たく疲れた感じがすることがありませんか?それは寝ている間に無意識に歯ぎしりをしている可能性があります。今日は歯ぎしりについてご紹介します。
歯ぎしりとは、咀嚼筋(噛む時に使う口周りの筋肉)がなんらかの理由で異常に緊張し、上下の歯を無意識に色々な方法で噛み合わせることをいいます。
[歯ぎしりの種類]
①グライディング:下顎を強く前後や左右にずらしてこすり合わせること。寝ている間に音がしたり歯が擦り減る
②クレンチング:無意識に食いしばること。昼夜問わず生じる。
③タッピング:上下の歯をカチカチと連続的に、しかも速く噛み合わせること。睡眠時や寒い時に生じる。
特に今の時期は4月から環境が変化したり、ストレスが原因で歯ぎしりをすることがありますが、正常咬合の人は前歯や犬歯が適切に誘導するので歯ぎしりができない仕組みになっています。長年歯ぎしりを続けていると、歯がだんだん擦り減ったり、歯周病が悪化したり、顎関節にも負担がかかります。
子供の歯ぎしりは、大人と同じ原因の場合もありますが、噛み合わせの位置を探している場合もあるので大きく歯がすり減らない限り心配する必要はありません。
ご心配な方はお気軽にご相談ください。

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矯正中の妊娠・出産

矯正治療は長期間に渡って行うものです。女性の方なら矯正治療中に、妊娠、出産を迎えられる方も少なくありません。
すでに矯正装置をつけて歯を動かしている段階であれば妊娠、出産に特に差し障りはありません。臨月までは通常通りの治療を進め、矯正装置をお口につけたままご出産を迎えることになります。しかし、悪阻がひどい時や体調がすぐれない時、または、かかりつけの産婦人科医の指示で安静が必要になった場合には、母子の健康を最優先し矯正治療を一時中断することもあります。矯正治療を再開するのは、出産後、母子ともに落ちついてからです。
妊娠中は、放射線を浴びるレントゲン撮影と麻酔の注射を行う抜歯やアンカースクリューを打つことは避けるべきなので、妊娠が分かったら矯正歯科のスタッフにもお伝えください。
妊娠初期は女性ホルモンのバランスが変化するため、普段より歯茎が腫れやすく歯肉炎にかかりやすくなります。妊婦さんが歯周病にかかると早産、低体重児のリスクが高まるといわれています。生まれてくる赤ちゃんのためにも、日頃の歯磨きを丁寧に行い、健康な歯を守りましょう。

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健康保険が適用される矯正治療

4月になり新生活をスタートさせ、この機会に矯正治療を始めようと思っている方もいるのではないでしょうか。矯正治療を始めるにあたって気になることは「お金」に関わることと思います。今日は矯正に関わるお金の話をします。
矯正治療といえば多くの場合が「自費診療」ですが、指定された先天性疾患による不正咬合の矯正治療と顎変形症と診断され顎矯正手術を併用する場合には健康保険が適用されます。

《対象となる疾患》
1)先天性疾患
指定された先天性疾患のうち、発生頻度では口唇口蓋裂が約500人に1人と一番多く、その他の先天性疾患は数万人から数十万人に1人と少なくなりますが、その病態は重篤で医科と歯科で連携した治療が必要となります。
2)顎変形症
上下顎骨の変形が著しく、顎の手術を伴う外科矯正治療を必要とするもので、手術前と手術後に矯正治療を行う必要があり、外科処置も含めて全てが保険給付の対象となります。

これらの指定された疾患による矯正治療を保険診療として行える医療施設には基準があります。当院はこの基準を満たしておりますので、どうぞご相談ください。

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