転居先での矯正について

そろそろ卒業シーズンにもなり、進学や就職、転勤などで他県に行くことになった人もいらっしゃるかと思われます。患者さんによっては、そのまま当院に通い続けてくださる方もいますが、何かトラブルがあった時になかなか対応できない、予定が合わず通うのが難しい、交通費の問題など、不都合な事が多くなり転居先での治療を希望される方も少なくありません。
そういった方々のために、約400余名の矯正歯科治療経験豊富な専門医が所属している「日本臨床矯正歯科医会」では、転医のためのシステムがあります。そのため、全国各地のどこへお引っ越しになっても、その地域の矯正歯科で治療を継続して頂けます。当院では、転医先に今までの治療経過の資料や模型などを送らせて頂いていますので、スムーズな引き継ぎが可能です。
もし、当院に通院するのが困難になりそうな時は、転居先の医院紹介の有無や、治療法、治療費のことなどをお話しさせていただきますので、早めにスタッフまでご相談下さい。

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ののやま矯正歯科医院

食いしばり、歯ぎしり 相談はどこへ?

 食いしばり、歯ぎしり、原因は生活環境やストレスなど様々ですが、主に不正咬合が関係しているといわれています。正常咬合の人は奥歯での歯ぎしりができない仕組みになっています。乳歯列期の歯ぎしりは大きな問題にはなりにくいといわれています。しかし大人になってから長年食いしばりなどを続けていると歯、歯槽骨、顎関節などへダメージを与えることは確かです。歯が痛い、虫歯かな?と思ったら意外にも食いしばりが原因だった、なんてこともあります。
 治療は夜間の食いしばりや歯ぎしりを防止するマウスガードもあります。自分の歯を守るためには良い方法ですが、根本的な解決にはならないかもしれません。「噛みしめている」という無意識のクセを自分で意識することで日々の食いしばりをなくしていく方法もあります。歯ぎしり防止のマウスガードで一時の炎症を和らげていくか、将来的に歯をもたせるために矯正治療で不正咬合にアプローチするか、メリット・デメリット、その方に合った解決方法を相談時にお話しております。
 日頃の習慣で大切な歯が欠けたり割れたりする事がないように、お口の中の悪い環境はできるだけ排除していくことが望ましいですね。

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ののやま矯正歯科医院

歯列矯正で得する9つのこと

矯正治療は「見た目」「痛い」などのネガティブな面がまず思い浮かべられるかもしれませんが、一生の宝物となる自分の歯、矯正治療で得られることはたくさんあります。
1. 笑顔に自信が持てる。歯並びが良くなると笑顔に自信が持て気分も明るくなります。
2. 顔の印象が変わる。美しいとされる横顔の基準“Eライン”に近づき、バランス良く咬めることで顔の筋肉も左右差なく整い自然とすっきりとした印象に変化することも。
3. 虫歯や歯周病予防につながる。唇が閉じにくい歯並びは、口が乾燥しやすく虫歯菌や歯周病菌が繁殖しやすい環境です。矯正で歯が引っ込めば解消されます。食べカスも溜まりにくく歯ブラシも当てやすくなります。
4. 歯の寿命が延びる。不正咬合は歯にかかる負担が一部の歯だけに集中しやすく、歯が割れてしまったり、歯ぎしりの原因に。バランスよく咬めれば歯は長持ちします。ひいては認知症予防にも!
5. 顎関節症や全身疾患の緩和。顎関節症や肩こり、偏頭痛、姿勢の悪さなど一見歯並びとは関係なさそうな問題も噛み合わせが関係していることも。
6. 消化が良くなる。よく咀嚼できればだ液もよく出て胃腸の働きも良くなります。
7. 身体能力の向上。奥歯で噛み締めることで全身の力を最大限に瞬時に発揮できます。
8. ファッションの一つに。誰にも負けない口元のおしゃれができるかも?
9. ダイエット効果の期待。個人差がありますが矯正による歯の痛みは数日間。その間は食欲が押さえられ思わぬダイエット効果も期待できるかも??
 矯正治療によってその後の人生が一層明るくなることを願っています。

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ののやま矯正歯科医院

八重歯の問題

 動物の歯にはそれ役割に合った形をしています。学校でも勉強したことがあるのではないでしょうか。前歯は食べ物を噛み切るため、奥歯は石臼(いしうす)のように食べ物を噛み砕くため、では前中心から3番目に生える犬歯は?犬歯にもちゃんとした役割があるのはご存知ですか?
 見た目にはわかりませんが、レントゲンを撮ると歯の根が他の歯よりも長く強度があります。もしも他の歯が何らかの原因で抜けてしまったとしても犬歯は最後まで残りやすいのも強い歯根のおかげですね。犬歯は咬み合わせの位置を保ち、あごの動きを正常に行う大切な役割を担っています。下顎の側方運動をした時(歯ぎしりもその一つ)に歯にかかる負担を分散できるのは犬歯だけ。これがもし、八重歯などの不正咬合で他の歯並びに犬歯が参加できていないとなると、他の歯や歯を支える歯周環境、更に顎関節へも次第に影響が出てくるでしょう。
 全体がきちんと咬める環境にあれば歯の寿命も延びます。矯正治療でお口の環境を整えて自分の歯を大切にしませんか?

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