顎運動機能検査

当院では第二期治療のスプリント治療前、マルチブラケット装着前、外科手術前、矯正治療終了時の治療の節目ごとに顎の動きの検査を行います。
顔の周りに装置を組み立てて、顎をズラしていない位置から、前方、左右、口を開けるなどの動作をし、動きをデータ化します。
口を大きく開けられない、顎がロックされた状態の場合は軌道が短く記録されます。いつも顎をズラして噛んでいる人はなかなか顎をズラさない位置で噛めなかったり、関節円板転位がある場合は軌道が乱れたりと、その人の顎関節の状態を把握する事ができます。
事前の検査で顎の状態が悪くない方は、この検査結果によってスプリント治療を省略し、マルチブラケット治療へ進む事もあります。
スプリント治療から行うことになれば、短ければ半年、長ければ1年以上、顎のズレを少なくするためにスプリントというマウスピースを使用し調節していきます。その後、顎の位置が安定してからマルチブラケット治療へと進みます。

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レントゲン・CT・MRI 何が見える?

当院ではレントゲン、CT画像、MRI画像を診断材料に使います。
今日はそれぞれ何を見ているのかお話しします。
当院では検査の時にセファログラム(側面、前方)、パントモのレントゲン写真とCTを撮影します。
レントゲンは軟組織(皮膚、歯茎など)は写らず、骨、歯が白く写ります。患者さんの顎骨や歯列の形態、位置に関する特徴、成長や治療での変化を評価することができます。
CTはレントゲンを3次元的に撮影し、人体を輪切りにしたように断面を見ることができます。顎関節の形態を見ることができ、下顎頭の変形などをチェックします。
MRIはX線でなく磁場で撮影するので、骨に囲まれた中の臓器、組織なども撮影する事ができます。当院では関節円板という、パントモやCTでは写らない組織の状態を検査項目に入れています。必須項目ではないので患者さんのご希望があればMRIを設置している病院を受診していただき撮影していただきます。
気になる事がございましたらお気軽にご相談ください。

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4月2日は歯列矯正の日

4月2日は「歯列矯正の日」です。今日は当院の矯正治療の流れをご紹介します。
当院ではまず初めに院長と無料相談行います。その次に詳しくお口の中の状態を把握するために検査を行い、検査結果の診断を出します。この検査から料金が発生します。その後治療を開始し、子供の方なら一期治療、大人の歯並びの方なら二期治療。どちらも顎関節のズレがある方はスプリントというマウスピースを使用し改善していきます。二期治療の方は顎位のズレが改善されると、いよいよマルチブラケットを装着し、歯列矯正へと進みます。マルチブラケット撤去後は取り外し式の装置を使い、歯並び噛み合わせを仕上げていきます。矯正治療後は、保定期間に入ります。保定とは、綺麗に並べた歯並びをキープする事で、その為の保定装置を使い、定期的にクリー二ングをしながら経過を見ていきます。
矯正治療はその人に合った治療計画で進めていくので、全ての人がこの流れで進むのではありませんが、大まかな流れをご紹介しました。お気軽にご相談ください。

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3次元的に歯を動かす

前回ご紹介したアンカースクリューの装置に上顎に装着するi-stationという装置があります。通常のアンカースクリューでは一方向にしか歯を動かす事ができません。しかし、i-stationなら上顎の奥歯を3次元的に動かす事が可能になります。
装着方法はアンカースクリューとほとんど変わりません。局所麻酔を行って上顎に専用のアンカースクリューを打ち込み部品を固定します。スクリューの安定が確認されたら、ワイヤーと金属のプレートの装置を装着し調節をいれていきます。
その後、プラークが付着していると細菌感染を起こし脱落してしまうのは、アンカースクリューと同様です。常に清潔にしておくよう心がけおく事と、禁煙をお勧めします。
この装置は本格矯正治療前のスプリント治療中から同時進行で使用する事もあります。早めに歯を少しでも動かしておきたい場合や、移動量が大きい場合です。
気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

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アンカースクリュー

アンカースクリューとは、生体親和性が高いチタン合金の小さなネジを歯茎や上顎に打ち込み、ゴムや針金などをかけて引っ張る時の固定源です。
歯のガタガタが強い、垂直的な問題が大きい、歯の移動距離が大きい、ヘッドギアの使用が困難な方、効果が少ない方などに使用する事があります。
アンカースクリューを装着する時は、局所麻酔をして行います。出血はほとんどありません。
その後の注意点としては、お口の中を清潔に保つ事です。アンカースクリューの周りにプラークが付着すると細菌感染を起こし化膿しアンカースクリューが脱落してしまいます。すると固定源に使用できないため、治療を進める事ができなくなってしまいます。
特に20歳未満の女性に脱落率が高く、喫煙されている方も脱落のリスクが増大します。少なくとも施術の前後しばらくは禁煙してください。
アンカースクリューは目標を達成したら外します。局所麻酔もせずにすぐ外す事ができ、痛みや出血もほとんどなく、傷口も2・3日で塞がります。

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白いワイヤー

「矯正装置をなるべく目立たせたくない」とご希望される患者さんは少なくありません。
当院ではワイヤーの種類に限りはございますが、白いワイヤーをご用意しております。
一つはワイヤーの表面に白いコーティングがされたタイプ。しかし、このワイヤーは歯磨きの時や、調節の時に強くこすってしまうとコーティングが剥がれてしまうという欠点があります。
そしてもう一つは、ワイヤー自体が白っぽい素材でできているタイプ。当院で使用しているマルチブラケットの素材は白っぽく加工された金属を使用しており、このワイヤーも同じ加工がしていあるので、装着した時にマルチブラケットとワイヤーが調和されていて目立ちにくくなっています。こちらはコーティングではないので剥がれる心配はないのですが、完全な白ではありません。あくまでも白っぽい加工をした金属色です。
なるべく白いワイヤーで治療をご希望の方、白いワイヤーを試してみたい方はお気軽にお声がけください。

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歯と歯の間に隙間をあける

矯正治療では奥歯に金属の輪をはめて接着剤で固定するバンドという部品を使う事が多いです。歯の内側、外側に頑丈に部品を付ける事が出来ます。
しかし、歯は隣の歯とぴったりとくっついて並んでいるので、バンドをはめようとしてもはめる事ができません。事前に歯と歯の間を広げる「歯間離開」が必要になります。
バンドをはめる歯の両隣にセパレートというゴムを挟んで2日〜1週間するとそこに隙間が出来ます。その隙間を利用してバンドを装着していきます。子供の場合ほとんど痛みはないのですが、成人の場合はかなり痛みが強いです。つけた直後はきつく、1〜2日後噛んだ時の痛みが強くなりますが、1週間程度で治まってきます。
隙間が十分出来るとセパレートのゴムが自然に外れることが有りますが問題ありません。あまりに早く外れてしまったり、ちぎれた場合は再度装着しますので、連絡してきて下さい。成人で噛み合わせがキツイ人はゴムだとすぐちぎれてしまいますので、ブラスワイヤー(真鍮線)を用いる場合もあります。歯磨きは通常通り行って構いませんがフロスや歯間ブラシを使って外してはいけません。
セパレートを行っても、金属の被せ物等が奥歯に入っているときは形態が適切かどうか判断し、ストリッピング(少しだけ歯の間を削る)で隙間を作る事もあります。

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第一期治療終了時の注意事項②

先週の続きのお話です。
<顎関節のズレが残っている場合>
子供の間はそれほど症状として表れていない場合であっても、大人になった時に問題が惹起する事もあります。何かの構造が壊れてしまう。という変化を起こしてしまうとしたら、症状が出始めてから本格矯正に移行しても、最良の結果とはなりません。
もし歯並び噛み合わせになんらかの問題を残しており,引き続き第二期治療(本格的なマルチブラケット治療)を希望される場合は,また長い治療が続くのですが,本当の良い噛み合わせを得るために頑張って下さい。本格矯正の場合は、名前の通り、本格的に歯列咬合を仕上げていきますので、そのまま並べるだけの治療は行いません。可能な限り、関節の僅かなズレを取り除き、より完全な機能性・審美性・恒常性を目指した精度の高い治療となります。
<今の状況も気にならないし、今後のことも気にしない場合>
今の歯並びや噛み合わせで十分満足している場合には,大人の歯並びへの交換を待って(おおむね12~13歳前後)治療終了になります。
当院では無料のカウンセリングを行っております。お気軽にご相談ください。

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早期治療終了時の注意事項

子供の時期に行う早期治療だけでほとんどの問題が解決し綺麗な歯並び噛み合わせになる場合と、早期治療を終了しても何か問題が残っている場合があります。
早期治療が終了する時期に「この程度の不正なら気にならない」という場合でも、残っている問題は年齢とともに更に悪く変化することも考えられます。僅かな問題点が将来的に強くなる可能性は高いです。
<ガタガタが残っている場合>
12歳臼歯,親知らずが萌出するとともに,すべての歯が生理的に前に移動するようになっていることからガタガタが増えてきます。また糸切り歯、最後に生えてくる12歳臼歯に問題が強い場合は、簡単な装置では解決しませんので、本格矯正が必要なことが多いです。
<下顎前突、側方変位、開咬、舌癖、呼吸系の問題が残っている場合>
中学生~高校生でのあと少しの成長が,おそらく今まで持っていた問題点を大きくするであろうズレを生み出す可能性があります。また、早期治療で治しきれなかった大きな骨のズレは外科矯正での改善が必要な場合もあります。
来週は<顎関節にズレが残っている場合>をご紹介します。

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早期治療をしているけど歯並びが気になる

子供がもう何年も早期治療をしているけど、歯のガタガタが治らない。出っ歯が治らない。など気になることがある保護者の方はいらっしゃると思います。それもそのはず、早期治療は骨のズレをより小さくし、大人の歯が配列可能なスペースをできる限り確保することが目標であり、一本一本の歯を綺麗に並べることが目的ではないのです。最初の持っていた問題が大きかったり、十分な治療期間が足りなかったら百点のゴールが達成できないこともあります。数年かけて拡大を続けたにも関わらず配列しきれなかった場合は、そもそも大きくなれる成長のキャパシティーがなかった、歯が大きすぎた、装置が十分機能しなかった場合などがあり、大きな骨格的ズレなど状況によってはそもそも本格矯正を前提とした早期治療を行っている場合もあります。
当院では見た目が綺麗に並んでいるように見えるだけの歯並びは目指しておらず、ガタガタは残しても顎関節の問題だけは改善させようとしていることが多いです。顎関節のズレが残っていると、子供の間はそれほど症状として現れていない場合であっても、大人になった時に問題が出てくる可能性があるからです。
ご心配な事がございましたらお気軽にご相談ください。

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