スプリントが削れてくる

スプリントを使っていると噛み合ってるところがだんだんと削れてきます。
寝ている時に歯ぎしりをしている人は特に削れやすいですが、削れることは決して悪いことではありません。
歯ぎしりをしている人は歯が削れる代わりにスプリントが削れてくれるので歯を守ることができます。
スプリントはただ歯を覆うように作っているわけではありません。厚み、傾斜をつけ顎をズレのない位置へ誘導するように設計されていて、毎月、顎への負担がない位置へ顎位を誘導できるように精密に調整しています。
顎が安定してきて、良い軌道でスプリントが削れている場合は、敢えて削れてできた溝を残したりもします。
スプリントが削れてくるのはきちんと毎日装着していて、顎が動いている証拠でもあります。スプリント治療中の方はご家庭でもスプリントの変化に目を向けてみてください。良い兆候が見られるかもしれません。

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顎間ゴム

マルチブラケット治療中に、ご自宅で患者さんご自身に装置にゴムを掛けて過ごしていただく事があります。
上と下の歯の真ん中が揃っていない時や、ヘッドギアを使用しながら歯の隙間を閉じている時、術後矯正などで使用します。
顎間ゴムといって、小さな輪ゴムをフックの装置に掛けて、日中過ごしていただいたり、就寝時つけていただきます。
上から下の歯へゴムを掛けた時は口が開けづらくなりますが、会話には支障ありません。
食事と歯磨きの時は必ずゴムを外しましょう。ゴムは伸びてしまうので毎日交換します。
患者さんご自身でゴムを装着していただくので、装着しなかったら、もちろん効果はありません。
はじめは、小さなフックに小さな輪ゴムをかけるのが難しいですが、だんだん慣れてくるのでご安心ください。
ゴムの掛け方は細かく変わることがあり、ゴムをかける時間も就寝時のみの場合と、食事と歯磨きの時以外は昼間もつけていただく場合と人それぞれ異なりますのでご注意ください。

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顎運動機能検査

当院では第二期治療のスプリント治療前、マルチブラケット装着前、外科手術前、矯正治療終了時の治療の節目ごとに顎の動きの検査を行います。
顔の周りに装置を組み立てて、顎をズラしていない位置から、前方、左右、口を開けるなどの動作をし、動きをデータ化します。
口を大きく開けられない、顎がロックされた状態の場合は軌道が短く記録されます。いつも顎をズラして噛んでいる人はなかなか顎をズラさない位置で噛めなかったり、関節円板転位がある場合は軌道が乱れたりと、その人の顎関節の状態を把握する事ができます。
事前の検査で顎の状態が悪くない方は、この検査結果によってスプリント治療を省略し、マルチブラケット治療へ進む事もあります。
スプリント治療から行うことになれば、短ければ半年、長ければ1年以上、顎のズレを少なくするためにスプリントというマウスピースを使用し調節していきます。その後、顎の位置が安定してからマルチブラケット治療へと進みます。

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レントゲン・CT・MRI 何が見える?

当院ではレントゲン、CT画像、MRI画像を診断材料に使います。
今日はそれぞれ何を見ているのかお話しします。
当院では検査の時にセファログラム(側面、前方)、パントモのレントゲン写真とCTを撮影します。
レントゲンは軟組織(皮膚、歯茎など)は写らず、骨、歯が白く写ります。患者さんの顎骨や歯列の形態、位置に関する特徴、成長や治療での変化を評価することができます。
CTはレントゲンを3次元的に撮影し、人体を輪切りにしたように断面を見ることができます。顎関節の形態を見ることができ、下顎頭の変形などをチェックします。
MRIはX線でなく磁場で撮影するので、骨に囲まれた中の臓器、組織なども撮影する事ができます。当院では関節円板という、パントモやCTでは写らない組織の状態を検査項目に入れています。必須項目ではないので患者さんのご希望があればMRIを設置している病院を受診していただき撮影していただきます。
気になる事がございましたらお気軽にご相談ください。

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4月2日は歯列矯正の日

4月2日は「歯列矯正の日」です。今日は当院の矯正治療の流れをご紹介します。
当院ではまず初めに院長と無料相談行います。その次に詳しくお口の中の状態を把握するために検査を行い、検査結果の診断を出します。この検査から料金が発生します。その後治療を開始し、子供の方なら一期治療、大人の歯並びの方なら二期治療。どちらも顎関節のズレがある方はスプリントというマウスピースを使用し改善していきます。二期治療の方は顎位のズレが改善されると、いよいよマルチブラケットを装着し、歯列矯正へと進みます。マルチブラケット撤去後は取り外し式の装置を使い、歯並び噛み合わせを仕上げていきます。矯正治療後は、保定期間に入ります。保定とは、綺麗に並べた歯並びをキープする事で、その為の保定装置を使い、定期的にクリー二ングをしながら経過を見ていきます。
矯正治療はその人に合った治療計画で進めていくので、全ての人がこの流れで進むのではありませんが、大まかな流れをご紹介しました。お気軽にご相談ください。

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