被せや部分入れ歯をしている人でも矯正できる

矯正治療を考えているが、神経を抜いて被せをしている歯があったり部分入れ歯をしている方は、きちんと歯が動くのか、部分入れ歯をしていたら矯正は無理なのではないかと不安になられる方もいらっしゃるかもしれません。何らかの理由で歯に被せをしていたり、部分入れ歯を使用している方でも矯正治療は可能です。矯正を始める前に矯正歯科医院でもしっかりと検査し、注意が必要な歯があった場合は、被せや部分入れ歯を作ったかかりつけ医と連携をとり、矯正治療を進めていきます。場合によっては綺麗に並んだ歯並びに合わせて改めて被せや部分入れ歯を作り直して矯正治療が終了になることもあります。
歯を失う原因は虫歯や歯周病だけではありません。噛み合わせが悪いことによって特定の歯にばかり力が掛かり続けると将来的にその歯は抜けてしまう可能性があります。
矯正治療をスタートするのに遅すぎるということはありません。何歳からでも、被せや入れ歯が入っていてもスタートできます。かけがえのない歯を失わないためにもバランス良く噛める歯並び、噛み合わせを手に入れましょう。

ののやま矯正歯科医院

不正咬合と遺伝

顎や顔面、歯、歯周組織などが何らかの要因によってその発育、形態、機能に異常をきたし、噛み方が正常でなくなっていることを不正咬合と言います。これは遺伝的な原因が関与していると考えられることが多く、当院の無料カウンセリングでは、矯正される本人だけでなく親子さんの歯並び、骨格を見ることがしばしばあります。
不正咬合を遺伝の関係を示すのに、もっとも有名なのがヨーロッパのハプスブルク家です。ハプスブルク家は、神聖ローマ皇帝、オーストリア皇帝、スペイン王位などを占めるヨーロッパで最も由緒ある王家です。代々の肖像画から骨格性下顎前突(顎の骨の位置異常による受け口)であることがしるされていて、不正咬合に遺伝的要因が関与することの証とされています。
またヨーロッパ及びアメリカの白人は上顎前突(出っ歯)となる遺伝的傾向が、下顎前突(受け口)は白人よりもモンゴロイドの方が発現率が高いことがわかっています。
しかしながら、不正咬合は遺伝的要因と環境的要因とが相まって成立するもので、多くの場合はいくつかの原因が複合してその症状を起こしていると考えられます。

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乳歯がなかなか抜けなくて・・・

乳歯が抜けずに変なところから永久歯が生えてくることがよくあります。早く歯科医院で抜いたほうがいいのか、このまま様子を見ていいのかは、その子の状況によって違うので一概には言えません。歯科医師にお口の中を見せていただいてからの判断になります。
乳歯は永久歯が乳歯の根を押して溶かしてくれて抜け落ちるという原理なのですが、何らかの原因でそれがうまく行われずのこのような問題が起こります。
・永久歯の位置が悪くうまく乳歯を押していなくて乳歯が揺れてない
・乳歯の根の治療をしていて根が溶けない
このような場合は乳歯がいつまでも残ってしまうので一般歯科で麻酔をして抜いてもらうことが多いです。抜いた後、変なところから生えていた永久歯はスペースがあれば正しい位置へと動いてくれます。多少永久歯が変なところから見えていても、乳歯がグラグラしているのなら、そのまま様子を見てもいいかもしれません。揺れている歯を指や手で更に揺らしていると抜けやすいです。
保護者の方では判断は難しいこともありますのでお気軽にご相談ください。


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嘔吐反射

皆さんは奥歯を歯磨きしていて「オエッ」とえづいたことはありませんか?それは「嘔吐反射」といって体が異物を感じた時に吐き出そうとする、ごく自然なことです。嘔吐反射には個人差があり反射が出やすい人、出にくい人といます。
出やすい人は歯科医院で型取りの時や、口の中の写真を撮る為に大きな鏡を入れた時、しんどい想いをしたことがあると思います。
今日は嘔吐反射が出やすい人の為に、なるべく反射を出にくくする方法をご紹介します。
①下を向く、顎を引く:唾や型取りの粘土を喉に流れにくくします
②口をなるべく大きく開ける:舌や喉に粘土や物を当たりにくくします
③舌を引っ込める:悪い舌癖がある人は自分で舌をコントロールすることができません。舌癖改善のためのトレーニングを日頃から行い気をつけましょう。舌癖改善のためのトレーニングはこちら
④鼻呼吸をする:口呼吸をすると唾や粘土が流れてきた時に喉の奥まで流れてしまい更に苦しくなります
⑤食後の時間を避ける:食後は嘔吐しやすくなります
これらは妊婦さんの悪阻の時の歯磨きにも応用できるものなので、ぜひお試しください。

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