すきっ歯の原因

歯と歯の間に隙間がある「すきっ歯」色々な原因がありますが、生まれつき歯の本数が少なかったり、歯の形が小さいのが原因かもしれません。
・先天性欠如:生まれつき歯が1〜数本無い状態。乳歯はあるのにその次の永久歯が無かったり、乳歯も永久歯も無いことなど様々。乳歯がある場合、大人になっても乳歯が残る場合もありますが、30代くらいで抜けてしまうことが多いそう。歯が無いことで本数が合わず噛み合わせが変わってしまったり、隣の歯が隙間に向かって倒れてしまうので矯正治療が必要になってくる場合があります。
・矮小歯:生まれつき歯の形が小さい歯。円錐型・円柱型がある
・癒着歯、癒合歯:隣の歯とくっついている歯
①癒着歯:くっついているが中の根っこは2本に分かれている。くっついているので2本分より幅が少し狭い
②癒合歯:中の根っこも1本で完全に癒合している。大きさは2本分より小さいことが多い
これらの歯の異常はレントゲンを撮影することで判明します。何故歯にこのような問題が起こるのかはっきりとはわかっていませんが、確率的には珍しいことではありません。
ご心配な方はお気軽にご相談ください。

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歯磨き粉の種類

「矯正装置がついたけど今まで通りの歯磨き粉でいいの?」と心配になられる方もいらっしゃるかもしれません。今日は歯磨き粉を種類分けしてご紹介します。
①研磨剤入り歯磨き粉:歯磨き粉自体に色が付いている。着色が気になる人にオススメ。
②ジェルタイプ歯磨き粉:歯磨き粉自体が透明。研磨剤が入っていないので着色を落としにくいが①より泡立たないので歯が泡で隠れず、鏡で歯をチェックしながら磨ける。
③歯肉炎、歯周病予防歯磨き粉:歯茎の病気が気になる人にオススメ。
④知覚過敏用歯磨き粉:歯科医院でも知覚過敏の人にオススメしている。
⑤子供用歯磨き粉:成分は大人用と一緒、スースーするミントの香味剤が入ってないだけ。
矯正装置がついてもその人に合った歯磨き粉を使っていただいて構いませんが、一番心配なことはたっぷりの泡とスースーする清涼感で磨いた気になってしまうこと。歯の汚れは歯ブラシが物理的に歯に当たることで落ちます。なので歯磨き粉をつけなくても汚れは落ちますが、歯磨き粉にはフッ素や色々なお薬が入っているので、適量つけて、歯ブラシをきちんと歯や装置に当てて磨きましょう。

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歯科界のゆるキャラ

ふなっしーやくまモンを始め、たくさんのゆるキャラが活躍していますが、歯科でも可愛いゆるキャラがいることをご存知ですか?

【日本歯科医師会PRキャラクター よ坊さん】
よ坊さんは「予防山(よぼうさん)」で一番弟子の「にゅう坊」やガールフレンドの「ハミガキ子」と共に修行をし、「予防の大切さ」をPRしています。この他にも全国47都道府県で活躍する「ご当地よ坊さん」や、アニメまであります。

【広島県歯科医師会イメージキャラクター はっぽくん】
はっぽくんは歯と平和のシンボル鳩がかけあわされたキャラクターで各地区のイベントに登場しているそうです。また、ゆるキャラグランプリ2016にもエントリーしています。

この他にも、赤いマントを身にまとったヒーローのようなキャラクターや、歯と社会の歯ぐるま(ビジネスマン)を掛けたユニークなキャラクターもいます。歯をモチーフにしたキャラクターはたくさんあるので興味のある方はぜひ調べてみてください。

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歯石とは

みなさん「歯石」という言葉は聞いたことがあると思います。実は先週お話しさせていただいた「唾液」と深い関係があるのです。今日は歯石が具体的にどういうものなのかお話しします。
歯石とは、歯垢(=プラーク)が磨き残され歯に付着し続け、唾液の石灰化作用によって石の様に固まってしまったもののことを言います。歯垢は柔らかいので歯ブラシで落とすことができますが、歯石になってしまうと歯科医院でスケーラーという器具で除去しなければ取ることはできません。歯石の表面はザラザラしていて歯垢が付きやすくどんどん不潔になってしまい、虫歯や歯肉炎、歯周病の原因になってしまうので定期的にクリーニングする必要があります。特に唾液腺の近くは石灰化作用が強く、歯石になりやすい場所とされています。
舌の裏側:下の前歯の裏側

頬の内側:上の歯の奥歯

ここに装置が付いている方は歯磨きが難しくなるので特に注意が必要ですね。
唾液の成分には個人差があるので歯石が付きやすい人、付きにくい人と様々ですが、まずは磨き残しをなくし歯石を付きにくくすることから始めましょう。

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唾液の働き

今日は唾液の様々な働きについてお話しします。
①消化作用
唾液にはデンプンを分解するアミラーゼという消化酵素が含まれています。お口の中で分解されることで、腸での消化吸収を助けてくれます。
②虫歯を防ぐ働き
甘いものを食べるとお口の中が酸性に傾き、歯が溶けやすい状況になります。唾液は酸性に傾いたお口の中を中性に戻してくれる作用があります。
③抗菌作用
唾液に含まれるリゾチームやラクトフェリンは細菌やウイルスの増加を防ぐ抗菌作用があり、風邪の予防にも役に立つことがわかっています。
④お口の中の潤いを保つ働き
唾液に含まれるムチンという成分がお口の中の潤いを保ち、粘膜を覆うことで保護してくれます。そのおかげで食べ物が飲み込みやすくなります。ですから、唾液の量が減ってくると「舌がヒリヒリ痛む」などの症状が出やすくなります。
また、唾液の量が減ると食べ物の味を感じにくくなります。これは味覚物質が唾液に溶け出すことによって舌の細胞が味を感じるからなのです。美味しく食事ができるのも唾液のおかげなのです。

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