6月4日は虫歯予防デー

6月4日〜6月11日までの1週間は歯とお口の健康週間です。今日は矯正と虫歯の関係性についてお話しします。
やはり歯並びが悪いと歯磨きがしにくくなるということです。下の画像をご覧ください。

歯が重なっていたところは歯ブラシを当てることがどうしても難しくなり、その結果、重なっていた所に虫歯ができてしまっていました。そして矯正で歯の重なりを改善したからまだ小さな虫歯を発見することができましたが、このまま歯が重なったままだとこの虫歯はどんどん進行して重なり以上に大きくなり目で見えるほど大きくならないと発見されることはなかったでしょう。歯と歯の間の虫歯が目で見えるほど大きくなってしまった場合はもう神経を取らなくてはいけなくなるほど進行している場合が多いです。
このような虫歯をつくらない為には、歯磨きを正しく当てることと、ブラシの毛が入らないところは歯間ブラシや糸ようじの使用、そして甘い物の摂り方など食生活を整えることです。しかしそれが徹底されていないのが現状です。
できれば手入れのし易い機能的な環境に口の中を整えて、大切な歯を虫歯から守りましょう。

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世界禁煙デー

5月31日は、WHO(世界保健機関)が制定した禁煙を推進する記念日の世界禁煙デーです。3月28日のブログで「歯周病と喫煙の関係」についてお話ししました。今回は具体的な禁煙の方法についてお話ししたいと思います。

〈禁煙を成功させた人が実践したこと〉
音楽を聴く:吸いたくなったら音楽を聞いて気を紛らわせる。
水やお茶を飲む:冷たい水や熱いお茶を飲んで気を紛らわせる。
運動をする:吸いたくなった時に体を動かすと気が紛れるほか、禁煙後の体重増加対策にも。
記念日に始める:宴会シーズンを外し、自分にとって特別な日を開始日にする。
家族や友人に宣言:周囲の人に禁煙宣言をしておく。周囲の人には見守り、時には励ましの言葉をかけてもらう。

何度も禁煙に失敗している人には、「禁煙は辛い」「自分には無理!」という思い込みがあるケースが多いようです。

この負のスパイラルを打ち切り、本気で禁煙したい人には「禁煙外来」で医師のサポートを受けるという手もあります。病院での禁煙治療は12週間、5回の診察が基本となり、診察では毎回一酸化炭素濃度を計測し、非喫煙者の目安の値を目標とします。費用は保険適用の3割負担の場合では、合計約1万3000円〜2万円となります。禁煙外来での成功率は6〜7割だそうです。何度も禁煙に失敗している方は「禁煙外来」を受診してみてもいいかもしれません。

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矯正に対するイメージ調査

アライン・テクノロジー・ジャパンが行った日米800人に対するアンケート調査から、日本人の歯並びや歯列矯正に対する考え方が見えてきました。
まず、「成功するために見た目の良さは重要だと思いますか?」という質問。「とても重要だと感じる」、「少し重要だと感じる」と回答した人が日米で80%以上、日本では95%と見た目を重視する傾向にあるようです。
次に「歯列矯正をつけることに抵抗がありますか?」という質問。アメリカでは抵抗がある人が23%なのに対し、日本では56%の人が抵抗があると回答。2012年3月の前回調査から16%減少したものの、依然としてアメリカの2倍以上の人が歯列矯正に抵抗があることがわかりました。

実際に歯列矯正を受けたことのある人は、アメリカで58%、日本では14%にとどまっています。
海外の映画を観ていると矯正装置をつけた子供やキャラクターが出てくることがありますが、それだけ欧米では歯列矯正が自然なことであることがよくわかります。
歯並びの重要性を認識してはいるが、治療に結びつくことがまだまだ少ない日本。「めんどくさい」「痛い」「恥ずかしい」といったネガティブなイメージを払拭することが日本における矯正治療の普及に必要となってきそうです。

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口呼吸と花粉症

この時期花粉症に悩まされている方は多いと思います。鼻づまりで口呼吸になっていませんか?
ここでいう「口呼吸」とは、安静時に口で呼吸している状態を意味します。
口呼吸によって口の中が乾燥すると唾液による殺菌・消毒作用が発揮されず、細菌が繁殖しやすくなります。そうなると、虫歯や歯周病、口臭といったお口の中の問題が起こりやすくなります。また口呼吸は、冷たく乾燥した空気をいきなり吸い込むことになるので、ウイルスが体内に侵入したり、のどや気管を痛めたりする恐れもあります。
これは、全身の血管や内臓の働きを調整する自律神経のバランスが乱れ、様々な病気へとつながります。
一方鼻呼吸の場合は、空気中の異物や病原菌はたとえ吸い込んだとしても鼻粘膜の表面に生えている線毛や粘膜、それに口の奥にある扁桃リンパ組織で捉えられる仕組みになっています。また、鼻から吸い込んだ空気は鼻の中を通ることで温かく湿った状態で肺に送られます。いわば、鼻は「加湿機能付きの空気清浄機」なのです。
舌やお口の周りの筋肉を鍛えるトレーニング「MFT」で舌を正しい位置に持ってくることで鼻呼吸をしやすくし、自律神経のバランスを整えて花粉症の改善や様々な病気を予防していきましょう。

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こどもの矯正

5月5日はこどもの日ですね。この機会にお子さんのお口の中をよーく見てみてあげてください。こどもの時に矯正をする利点は、顎の成長を利用することができることです。
ヘッドギアで上顎の成長を抑えることにより出っ歯や乱ぐい歯を改善したり、上顎骨前方牽引装置といった装置で上顎を引っ張る力を加えると生え変わりの時期の受け口の治療になります。また上顎の幅が狭い場合はRPEといった装置を使用することで上顎をバランスよく広げ、歯を並べるスペースを作ることができます。中学生になってしまうと大人の骨組みに近づいてくるのでこういう治療は小学校の3年生くらいから始めることが多いです。1、2本の歯の不正を改善するのであれば、舌側弧線装置(リンガルアーチ)を使用し改善できます。これは乳歯列期から混合歯列期にし使用します。
お口の中は一人一人違うので一概に「開始は何歳から」と断定することはできません。逆に言うと矯正歯科治療はいつからでも始められます。まずは当院にご相談をください。

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