歯には内側から押す舌の力と、外側から押さえる頬と唇の力と両方がかかっています。この力のバランスが崩れると歯並びが乱れる要因となります。無意識のうちに舌が歯を押していたり、飲み込む時に舌を歯に押し付けないと飲み込めない人は悪い舌癖があると言えます。
<舌癖チェック> あなたはいくつ当てはまりますか?
・いつも舌が前歯の裏に触れている・いつも舌を歯で噛んでいる
・口がポカーンと開いてる・飲み込むときに舌が歯と接触する
・飲み込む時に唇に力が入る・舌を出して食べ物を迎えに行く
・食べ物が口から溢れる・くちゃくちゃ音を立てて食べる
・口を閉じると顎に梅干しができる・滑舌が悪い
・喋っている時につばが口角に溜まる、飛ぶ
・猫背・うつ伏せ、横向きで寝る・頬杖をつく・口呼吸
舌癖があるまま成長すると舌と唇のバランスが崩れ、歯並び、顎の成長に悪影響を及ぼします。皆さんも舌癖が無いかチェックしてみましょう。

ののやま矯正歯科医院
「トピックス」カテゴリーアーカイブ
被せや部分入れ歯をしている人でも矯正できる
矯正治療を考えているが、神経を抜いて被せをしている歯があったり部分入れ歯をしている方は、きちんと歯が動くのか、部分入れ歯をしていたら矯正は無理なのではないかと不安になられる方もいらっしゃるかもしれません。何らかの理由で歯に被せをしていたり、部分入れ歯を使用している方でも矯正治療は可能です。矯正を始める前に矯正歯科医院でもしっかりと検査し、注意が必要な歯があった場合は、被せや部分入れ歯を作ったかかりつけ医と連携をとり、矯正治療を進めていきます。場合によっては綺麗に並んだ歯並びに合わせて改めて被せや部分入れ歯を作り直して矯正治療が終了になることもあります。
歯を失う原因は虫歯や歯周病だけではありません。噛み合わせが悪いことによって特定の歯にばかり力が掛かり続けると将来的にその歯は抜けてしまう可能性があります。
矯正治療をスタートするのに遅すぎるということはありません。何歳からでも、被せや入れ歯が入っていてもスタートできます。かけがえのない歯を失わないためにもバランス良く噛める歯並び、噛み合わせを手に入れましょう。

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不正咬合と遺伝
顎や顔面、歯、歯周組織などが何らかの要因によってその発育、形態、機能に異常をきたし、噛み方が正常でなくなっていることを不正咬合と言います。これは遺伝的な原因が関与していると考えられることが多く、当院の無料カウンセリングでは、矯正される本人だけでなく親子さんの歯並び、骨格を見ることがしばしばあります。
不正咬合を遺伝の関係を示すのに、もっとも有名なのがヨーロッパのハプスブルク家です。ハプスブルク家は、神聖ローマ皇帝、オーストリア皇帝、スペイン王位などを占めるヨーロッパで最も由緒ある王家です。代々の肖像画から骨格性下顎前突(顎の骨の位置異常による受け口)であることがしるされていて、不正咬合に遺伝的要因が関与することの証とされています。
またヨーロッパ及びアメリカの白人は上顎前突(出っ歯)となる遺伝的傾向が、下顎前突(受け口)は白人よりもモンゴロイドの方が発現率が高いことがわかっています。
しかしながら、不正咬合は遺伝的要因と環境的要因とが相まって成立するもので、多くの場合はいくつかの原因が複合してその症状を起こしていると考えられます。

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乳歯がなかなか抜けなくて・・・
乳歯が抜けずに変なところから永久歯が生えてくることがよくあります。早く歯科医院で抜いたほうがいいのか、このまま様子を見ていいのかは、その子の状況によって違うので一概には言えません。歯科医師にお口の中を見せていただいてからの判断になります。
乳歯は永久歯が乳歯の根を押して溶かしてくれて抜け落ちるという原理なのですが、何らかの原因でそれがうまく行われずのこのような問題が起こります。
・永久歯の位置が悪くうまく乳歯を押していなくて乳歯が揺れてない
・乳歯の根の治療をしていて根が溶けない
このような場合は乳歯がいつまでも残ってしまうので一般歯科で麻酔をして抜いてもらうことが多いです。抜いた後、変なところから生えていた永久歯はスペースがあれば正しい位置へと動いてくれます。多少永久歯が変なところから見えていても、乳歯がグラグラしているのなら、そのまま様子を見てもいいかもしれません。揺れている歯を指や手で更に揺らしていると抜けやすいです。
保護者の方では判断は難しいこともありますのでお気軽にご相談ください。
嘔吐反射
皆さんは奥歯を歯磨きしていて「オエッ」とえづいたことはありませんか?それは「嘔吐反射」といって体が異物を感じた時に吐き出そうとする、ごく自然なことです。嘔吐反射には個人差があり反射が出やすい人、出にくい人といます。
出やすい人は歯科医院で型取りの時や、口の中の写真を撮る為に大きな鏡を入れた時、しんどい想いをしたことがあると思います。
今日は嘔吐反射が出やすい人の為に、なるべく反射を出にくくする方法をご紹介します。
①下を向く、顎を引く:唾や型取りの粘土を喉に流れにくくします
②口をなるべく大きく開ける:舌や喉に粘土や物を当たりにくくします
③舌を引っ込める:悪い舌癖がある人は自分で舌をコントロールすることができません。舌癖改善のためのトレーニングを日頃から行い気をつけましょう。舌癖改善のためのトレーニングはこちら
④鼻呼吸をする:口呼吸をすると唾や粘土が流れてきた時に喉の奥まで流れてしまい更に苦しくなります
⑤食後の時間を避ける:食後は嘔吐しやすくなります
これらは妊婦さんの悪阻の時の歯磨きにも応用できるものなので、ぜひお試しください。

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すきっ歯の原因
歯と歯の間に隙間がある「すきっ歯」色々な原因がありますが、生まれつき歯の本数が少なかったり、歯の形が小さいのが原因かもしれません。
・先天性欠如:生まれつき歯が1〜数本無い状態。乳歯はあるのにその次の永久歯が無かったり、乳歯も永久歯も無いことなど様々。乳歯がある場合、大人になっても乳歯が残る場合もありますが、30代くらいで抜けてしまうことが多いそう。歯が無いことで本数が合わず噛み合わせが変わってしまったり、隣の歯が隙間に向かって倒れてしまうので矯正治療が必要になってくる場合があります。
・矮小歯:生まれつき歯の形が小さい歯。円錐型・円柱型がある
・癒着歯、癒合歯:隣の歯とくっついている歯
①癒着歯:くっついているが中の根っこは2本に分かれている。くっついているので2本分より幅が少し狭い
②癒合歯:中の根っこも1本で完全に癒合している。大きさは2本分より小さいことが多い
これらの歯の異常はレントゲンを撮影することで判明します。何故歯にこのような問題が起こるのかはっきりとはわかっていませんが、確率的には珍しいことではありません。
ご心配な方はお気軽にご相談ください。
歯磨き粉の種類
「矯正装置がついたけど今まで通りの歯磨き粉でいいの?」と心配になられる方もいらっしゃるかもしれません。今日は歯磨き粉を種類分けしてご紹介します。
①研磨剤入り歯磨き粉:歯磨き粉自体に色が付いている。着色が気になる人にオススメ。
②ジェルタイプ歯磨き粉:歯磨き粉自体が透明。研磨剤が入っていないので着色を落としにくいが①より泡立たないので歯が泡で隠れず、鏡で歯をチェックしながら磨ける。
③歯肉炎、歯周病予防歯磨き粉:歯茎の病気が気になる人にオススメ。
④知覚過敏用歯磨き粉:歯科医院でも知覚過敏の人にオススメしている。
⑤子供用歯磨き粉:成分は大人用と一緒、スースーするミントの香味剤が入ってないだけ。
矯正装置がついてもその人に合った歯磨き粉を使っていただいて構いませんが、一番心配なことはたっぷりの泡とスースーする清涼感で磨いた気になってしまうこと。歯の汚れは歯ブラシが物理的に歯に当たることで落ちます。なので歯磨き粉をつけなくても汚れは落ちますが、歯磨き粉にはフッ素や色々なお薬が入っているので、適量つけて、歯ブラシをきちんと歯や装置に当てて磨きましょう。
歯科界のゆるキャラ
ふなっしーやくまモンを始め、たくさんのゆるキャラが活躍していますが、歯科でも可愛いゆるキャラがいることをご存知ですか?
【日本歯科医師会PRキャラクター よ坊さん】
よ坊さんは「予防山(よぼうさん)」で一番弟子の「にゅう坊」やガールフレンドの「ハミガキ子」と共に修行をし、「予防の大切さ」をPRしています。この他にも全国47都道府県で活躍する「ご当地よ坊さん」や、アニメまであります。
【広島県歯科医師会イメージキャラクター はっぽくん】
はっぽくんは歯と平和のシンボル鳩がかけあわされたキャラクターで各地区のイベントに登場しているそうです。また、ゆるキャラグランプリ2016にもエントリーしています。
この他にも、赤いマントを身にまとったヒーローのようなキャラクターや、歯と社会の歯ぐるま(ビジネスマン)を掛けたユニークなキャラクターもいます。歯をモチーフにしたキャラクターはたくさんあるので興味のある方はぜひ調べてみてください。
歯石とは
みなさん「歯石」という言葉は聞いたことがあると思います。実は先週お話しさせていただいた「唾液」と深い関係があるのです。今日は歯石が具体的にどういうものなのかお話しします。
歯石とは、歯垢(=プラーク)が磨き残され歯に付着し続け、唾液の石灰化作用によって石の様に固まってしまったもののことを言います。歯垢は柔らかいので歯ブラシで落とすことができますが、歯石になってしまうと歯科医院でスケーラーという器具で除去しなければ取ることはできません。歯石の表面はザラザラしていて歯垢が付きやすくどんどん不潔になってしまい、虫歯や歯肉炎、歯周病の原因になってしまうので定期的にクリーニングする必要があります。特に唾液腺の近くは石灰化作用が強く、歯石になりやすい場所とされています。
舌の裏側:下の前歯の裏側

頬の内側:上の歯の奥歯

ここに装置が付いている方は歯磨きが難しくなるので特に注意が必要ですね。
唾液の成分には個人差があるので歯石が付きやすい人、付きにくい人と様々ですが、まずは磨き残しをなくし歯石を付きにくくすることから始めましょう。
唾液の働き
今日は唾液の様々な働きについてお話しします。
①消化作用
唾液にはデンプンを分解するアミラーゼという消化酵素が含まれています。お口の中で分解されることで、腸での消化吸収を助けてくれます。
②虫歯を防ぐ働き
甘いものを食べるとお口の中が酸性に傾き、歯が溶けやすい状況になります。唾液は酸性に傾いたお口の中を中性に戻してくれる作用があります。
③抗菌作用
唾液に含まれるリゾチームやラクトフェリンは細菌やウイルスの増加を防ぐ抗菌作用があり、風邪の予防にも役に立つことがわかっています。
④お口の中の潤いを保つ働き
唾液に含まれるムチンという成分がお口の中の潤いを保ち、粘膜を覆うことで保護してくれます。そのおかげで食べ物が飲み込みやすくなります。ですから、唾液の量が減ってくると「舌がヒリヒリ痛む」などの症状が出やすくなります。
また、唾液の量が減ると食べ物の味を感じにくくなります。これは味覚物質が唾液に溶け出すことによって舌の細胞が味を感じるからなのです。美味しく食事ができるのも唾液のおかげなのです。




