口唇口蓋裂と矯正治療

健康保険が適用される矯正治療の時にご紹介した口唇口蓋裂とは、生まれつき口唇と口蓋(上あご)が離開している状態をいいます。お母さんのお腹の中で口唇と口蓋は別々に作られるので、口唇裂だけのこともあれば口蓋裂だけのこともあり、また両方一緒に起こる場合もあります。それによって上顎の成長がよくなかったり、歯の生え方に異常があることが多いです。そこで噛み合わせをよくしたり顔のバランスを整えたりするために矯正治療が必要になってきます。矯正治療を始める時期は、患者さんの状態や発育の程度、医師の考え方などによって異なりますが一般的な流れをご説明します。
生後2〜3ヶ月の頃に唇を塞ぎ、言葉を話し始める1歳〜1歳半頃に口蓋を塞ぐ手術をします。前歯が永久歯に生え変わったら噛み合わせや歯並びを整える矯正歯科治療に入ります。また将来、裂部に骨移植するための準備もこの時期に始めます。8〜10歳頃の犬歯が生える前に口蓋の欠けている部分に骨を移植して歯の生え変わりを助けたり、歯を動かす為の土台作りをします。
永久歯が生え揃ってくると、最終的な噛み合わせを目標にマルチブラケットを用いた本格矯正を行います。

ののやま矯正歯科医院