顎変形症

咬み合わせの異常の原因として、歯が原因のもの以外にも、顎の骨と歯が原因のものがあります。それは、顎変形症といわれており、上顎または下顎のどちらか、あるいは、その両方が骨格的に前に突き出ている、引っ込んでいる、ゆがんでいる状態のことをいいます。これは歯の矯正治療だけで治すのが困難であり、それに加えて顎の骨を移動させる手術が必要となります。しかし、下顎の成長が落ち着いていない時にやると、後戻りをしてしまう可能性があるため避けておいた方が良いとされています。
手術は、基本的に口の中から行うため、顔の方に傷が残ることはありません。ただ、術後は腫れたり、口が開けれないため食事をしづらかったり、喋りにくいといったことが起こってきます。そのため、1ヶ月ほどは安静にしておいていただければと思います。
顎変形症の治療は咬み合わせの改善が一番ですが、治療後には、顔の変形も改善されます。歯並びや咬み合わせだけでなく、顎の形を気にされている方は、一度専門機関での相談をしてみるのも良いでしょう。

s_名称未設定 3

ののやま矯正歯科医院