反対咬合

上下が逆に噛んでることを「受け口」ということが多いと思います。正式には、「反対咬合」または「下顎前突」といい、噛み合わせた時に下の前歯が連続して3本以上、交差咬合(下の歯が上の歯を覆ってる状態)になっている状態です。上の歯のかぶさりが無いため、下の歯の先端から根元まで全て見えたり、口元全体が前に出てるように感じられます。また、反対に噛んでることにより、無理な力がかかり顎に負担が生じやすかったり、サ行の発音に影響が出やすいです。それ以外にも、咬合性外傷といわれる、悪い噛み合わせを続けることによって、自分の歯を傷つけてしまい、歯肉がさがり、歯がぐらぐらになってしまったり、時には歯が削れてしまうなども起こりやすくなってきます。
反対咬合は他の不正咬合に比べ成長とともに顕著になってくるため、早めの治療(場合によっては乳歯列の頃)が良いとされています。もし、思春期の成長を過ぎて上下の骨組みのズレが大きい場合、手術を併用した歯科矯正治療が必要になることもありますので、噛み合わせがおかしいと感じた際には一度ご相談下さい。

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ののやま矯正歯科医院