『食育』と『噛み合わせ』

歯並びが悪くなる原因としては、遺伝、乳歯の虫歯、口呼吸、悪いクセ、食事などがあります。ことに食事に関しては、子供に様々な影響を及ぼす事がわかり『食育』という言葉がさかんに使われるようになりました。歯並びの相談でも「うちの子は硬い物を好まない」と言われる方も多いです。しかし、その原因は単なる‘わがまま’や‘好き嫌い’でないかもしれません。前歯がしっかりかめない、などの問題があると、しっかり食べ物が消化されないためお腹の具合が悪くなったり、限られた食事の時間で食べきれないため、次第に硬いものを避けるようになるケースもあるのです。走るのは体に良いからといって、膝が悪い人が無理に走ったら、膝に大きなダメージをうけるのと同様、噛み切れない噛み合わせなのに、無理に硬い物を食べるのは、胃や奥歯やあごの関節への影響が懸念されます。 
お子さんに偏食が見受けられる時には、まず「しっかり噛めるかみ合わせなのか」をチェックしてから適切なアプローチを考えましょう。

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ののやま矯正歯科医院