子供治療で大きな問題にアプローチ

 歯が前に飛び出していると、子供の場合はしばしば転んだり、スポーツの最中に前歯をぶつけることがあります。

 一昔前までは、体をぶつけ合うようなスポーツでは「前歯が折れて差し歯」でも珍しくない、なんて事がありました。大好きなスポーツによって、うっかり自分の歯が犠牲になってしまうのは非常に残念です。現在はスポーツによっては歯を守るマウスガードの使用が推奨されることもあり、自分の天然の歯が大切であると多くの方が考えるようになりました。口にキチンと収まるきれいな歯並びは、ダメージを受けた時に歯を守る条件の一つである事といえるでしょう。出来れば成長期の段階で大きな問題は解決しておきたい所です。

 飛び出した歯を引っ込めようとしても、すき間がなければすぐに後ろに動かせられません。子供は大人と違い成長を利用して小さい顎を大きくできるチャンスがあります。使用する矯正装置は精密検査後に決定します。

顎を拡げる装置の一例は写真のリンガルアーチ。固定式の装置で、表からは見えない装置です。

20150809180550

ののやま矯正歯科医院