矯正装置を外したら終わりではない

矯正装置を終了する時は、ワイヤーを外して終わりではありません。今日は矯正治療を終了する時の流れをご紹介します。
ワイヤーで歯を並べた後は取り外し式の装置を使い、さらに噛み合わせを仕上げていきます。
・DP(ダイナミックポジショナー)
ソフトな半透明のシリコン素材ですので若干の歯の捻れなどがあっても、この装置をはめることによって改善します。模型上の歯を咬合器上で精密に噛み合うように配列し直して作製したポジショナーを用いて、マルチブラケット治療の最終仕上げに用います。使用する期間は約1ヶ月です。1日数回程度、3分ずつエクササイズを行ってください。10秒間強く噛む~10秒間ゆるめる~10秒間強く噛む~(3分間)これにより正常咬合に近づきます。
・そのまま保定開始
通常上記の仕上げを行った後に、保定期間(後戻りしないようキープする期間)に入ります。
状況によっては異なる装置を用いる場合もあります。
矯正装置を外す際にはきちんとした準備が必要です。お引越しなどの予定がある方は早めにご相談ください。

ののやま矯正歯科医院