舌と矯正

「舌が歯並びや噛み合わせと関係あるの?」と思われる方は多いと思います。
前歯が噛めない、すきっ歯、受け口、ガタガタなどの不正咬合には多くの場合、舌の問題があります。
歯がきちんと噛めるためには幾つかの条件があります。顎の関節、上顎と下顎のバランスといった骨組みが正しいことに加えて、正しく呼吸が出来ていること、正しく咀嚼が出来ていること、正しく安静にしていることといった機能的に正しいことが必要です。
改めて考えると歯はどこに並ぶのでしょうか?前後的にみると、唇と舌の間に並びます。垂直的にはどうでしょうか?咬むための筋肉は咬み込む方向に力を加えますが、歯は生えていく方向へゆっくり進んでいきます。口で呼吸する人は咬む力が働いていません。舌を出す・指を吸う癖がある人は、前歯に開く力が働いています。
正しい筋肉のバランスは正常咬合に必要になりますが、それが身に付いていない人は不正咬合にしかなりません。なんとか身につけるためには、徹底的にトレーニングを行い正しい状態に慣れてもらうことになります。

ののやま矯正歯科医院