前回ご紹介したアンカースクリューの装置に上顎に装着するi-stationという装置があります。通常のアンカースクリューでは一方向にしか歯を動かす事ができません。しかし、i-stationなら上顎の奥歯を3次元的に動かす事が可能になります。
装着方法はアンカースクリューとほとんど変わりません。局所麻酔を行って上顎に専用のアンカースクリューを打ち込み部品を固定します。スクリューの安定が確認されたら、ワイヤーと金属のプレートの装置を装着し調節をいれていきます。
その後、プラークが付着していると細菌感染を起こし脱落してしまうのは、アンカースクリューと同様です。常に清潔にしておくよう心がけおく事と、禁煙をお勧めします。
この装置は本格矯正治療前のスプリント治療中から同時進行で使用する事もあります。早めに歯を少しでも動かしておきたい場合や、移動量が大きい場合です。
気になることがありましたらお気軽にご相談ください。