嚢胞とは

嚢胞(のうほう)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
お口の中はとても複雑なので、しばしば病的な袋が出来る事があります。お母さんのお腹の中で顔が出来ていく時の癒合で組織が取り残されて袋になるもの、歯に関係する組織が袋になるものなどがあります。
骨の中に出来る歯が関連したものとしては、虫歯の後に出来る事が多い「歯根嚢胞」、歯が生える時歯の頭の部分を包んでいる袋が膨らんで出来る「含歯性嚢胞(濾胞性歯嚢胞・萌出嚢胞)」歯を作り始める前に袋を作り始めた「原始性嚢胞」、歯を作り出す組織がちりばめられた「石灰化歯原性嚢胞」など、色んな種類があります。
もっとも多くみられる歯根嚢胞についてお話しします。
歯並びを維持したり、矯正治療で良い歯並びにするためには、健康な歯であった方がよいです。先ず歯の根の治療を行い、炎症を取り除く事で消退をはかりますが、症状が消えなければ、歯根端切除術、または抜歯などを行います。

ののやま矯正歯科医院