今は乳歯。将来の歯並びは?

生え変わりを待たなくても乳歯の段階から将来の歯並びや噛み合わせが予測が出来ることもあります。
例えば乱杭歯(ガタガタの歯並び)。幼児期の乳歯の時に歯並びがキレイにそろっているのは実は要注意。永久歯は乳歯よりもかなり大きいため、乳歯の時期には歯と歯の間にすき間があるくらいがちょうど良いのです。
他の例では、下の前歯が上の前歯より前に出ている反対咬合(受け口)。あるデータによると2才の反対咬合の自然治癒率は約50%、3才になると自然治癒率は6%程になるといわれてます。最近ではシンプルな装置で治療が可能なため、反対咬合の改善を幼児のうちから始める方もいます。
歯並びや噛み合わせを良くするのが矯正治療ですが、お口の中の状態によって最適な治療時期は違ってきます。矯正治療は短期間では終わらないのが一般的です。ご本人様の協力とご家族のサポートも必要ですので、お子さんの精神面の成長も考えてスタートするのが良いでしょう。

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