矯正中のお餅

お正月の風物詩「お餅」。矯正中の方は注意が必要です。
お餅だけでなく、ガムやキャラメルなど歯にくっつく食べ物は装置にもくっついてしまったり、繊維質な食べ物(野菜、肉)が絡まり、無理やり取ろうとしてワイヤーが曲がってしまったり、装置が外れてしまうことがあります。お餅を柔らかくしたり、なるべく装置に負荷をかけずにとる必要があります。
特に注意が必要な方は、リンガルアーチが入っている方です。これは子供の時期の矯正治療で使う装置なのですが、リンガルアーチは一番奥の歯以外はワイヤーを歯に当てて沿わしているだけなので指や舌で力を加えると簡単に曲がり浮いてしまいます。そして何度もワイヤーを曲げたり戻したりしていると金属疲労を起こし折れてしまうこともあります。
そして年末年始は数日間休診の歯科医院が多いので、応急処置も受けられず、装置が壊れたまま過ごさないといけません。
有意義なお正月を過ごすためにも注意しましょう。
2017年中はご覧いただきありがとうございました。みなさん良いお年を。

ののやま矯正歯科医院