プラークを見てみよう

歯と歯茎の境目や矯正装置の周りを爪楊枝などでなぞってみましょう。白や黄色のベタベタしたものが取れた方はそれは「プラーク」と言って「歯の汚れ」です。この汚れは数時間や1日で出来るものではなく何日もずっと磨き残していたものかもしれません。特に矯正中は歯ブラシの当て方が難しくなり、プラークがつきやすくなります。
プラークの中には虫歯菌、歯周病菌など何億もの菌が住んでいます。そんなプラークがずっと歯にくっついていたらその部分は虫歯になり歯が溶けてしまいます。歯と歯茎の隙間(歯肉ポケット)に入り込んでいたら歯茎から出血し痛みを伴う歯肉炎になり、歯肉炎をそのままにしておくと、歯を支える骨が溶け膿が出て、支える骨がなくなり歯が抜けてしまう歯周病へ進行してしまいます。
矯正治療を終えて装置を外した時に、部品が付いていたところの周りが虫歯になっていた。なんてことも少なくありません。これではせっかく長期間かけて綺麗な歯並び、正しい噛み合わせを手に入れたのに、健康なお口と言えるのでしょうか?そうならないためも予防が肝心。生涯にわたってご飯を食べていく掛け替えのない歯を守るためにもお口のなかにプラークが残っていないかチェックしてみましょう。

ののやま矯正歯科医院