矯正で歯を抜くってどういうこと?

矯正歯科治療を受ける際には先生から抜歯を勧められることがあります。
連休や夏休みを利用して抜歯される方も多いでしょう。これから矯正を始めようと思っている人の中には虫歯ではない健康な歯を抜くことに対して疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
治療計画を立てる時には上下の歯を無理なく配列できるかの判断が最も重要になります。
発育期の子供なら顎を拡大することで対応できる場合もありますが、骨の成長が止まっている大人の場合は歯の傾斜を大きくすることで調節するしかなく、歯が綺麗なアーチを描いて並んだとしても本来並ぶスペースの無かった顎に無理矢理並べられたことで前に飛び出し、出っ歯さんになってしまうということも起こります。
大人の矯正は顎のスペースの中でいかに機能的で美しい噛み合わせを作るのがポイント!
抜歯も良い噛み合わせのための「必要なスペース作り」なのです。
もちろん治療中にそのスペースを閉じていくので隙間が空いたままなのでは?という心配も無用!
抜歯が必要と言われたらその理由をきちんと聞き、納得してから行いましょう。

ののやま矯正歯科医院