歯列矯正の年齢に限界は?

歯並びや噛み合わせが気になるのに、矯正治療を「もう遅すぎる」とあきらめている大人の方は意外に多いもの。治療の基準がわかりにくいことや、矯正は若くないとできない、というイメージのせいでしょうか。

実のところお口の環境がよい低年齢からの治療が理想的ではありますが、一定の条件さえクリアしていれば矯正は何歳からでもできる治療です。ただ、年齢が上がればすでにたくさんのお口のトラブルを抱えていることも少なくはありません。口の問題は単独で起こる事より、影響し合ってトラブルを大きくしてしまうことが多くあります。こうした複雑な問題に、ムシ歯や歯周病、歯並び、それぞれを専門にする複数の歯科医師が協力して解決する「包括的歯科治療」といった動きも広がっています。

どの時点からのスタートでもいえる事は、‘今よりもよりよいお口の環境に’ということ。中高年の方でも、よい噛み合わせを獲得する事は見た目の改善ももちろんですが、歯が長持ちする環境になります。しっかり噛めるということは全身の健康にもつながります。

歯並びや口元を意識し始めたときがあなたの矯正適齢期かもしれませんね。
院長もただいま矯正中!
20140713

噛み合わせと健康

ののやま矯正歯科医院のブログは今までもありましたが、新たに開設しました!

最近では矯正治療している人や矯正歯科医院が増えて身近な存在になってはいるものの、まだまだ未知の世界・・・と思っている人も多いのではないでしょうか?このブログでは当矯正歯科で行う歯並び・噛み合わせの治療についてや、日々の診療の雰囲気を皆さんに発信していけたらと思っています。( ^^)/***

あなたにとって歯並びや口元で損をしていることはありませんか?矯正専門医は矯正治療をクオリティーオブライフ(生活の質)の向上ととらえています。それは見た目の口元の美しさのみならず歯並びは健康にも密接に関わっているからなのです。
顎関節症やひどい頭痛や肩こりの中にも噛み合わせの影響は潜んでいることがあるし、もちろん不揃いな歯並びで虫歯や歯周病のリスクがぐっと高くなるのはよく知られています。出っ歯の子供は転んだときに前歯を打つためよい歯並びのこどもに比べ歯に外傷を負いやすい、なんて事もあります。
矯正治療が目指しているのは、こうした健康のマイナス要因を減らして健康的で美しいお口の環境を作る事。矯正の装置も進化しスタイリッシュになっている現在、単に「見た目」の為だけでなく「健康的な美しさ」の獲得の為に前向きな気持ちで矯正に取り組んでほしいですね。

2014.7