矯正治療とフッ素

先週の「プラークを見てみよう」では予防の大切さをお話しさせていただきました。今週は虫歯予防の強い味方「フッ素」についてご紹介します。
そもそもフッ素とは、海藻やお茶、小魚などに含まれ歯の再石灰化を促し、歯を強くしてくれる物質です。多くの歯磨き粉の中にも含まれていますが、フッ素は一度に大量に摂取すると急性中毒を起こし、嘔吐したりする可能性があるので市販されているものは低濃度のものです。
一般歯科では3ヶ月に一回高濃度のフッ素を塗ってもらえます。フッ素を塗る前のクリーニングは保険がききますが、フッ素を塗ること自体は自費で行う歯科医院が多いです。
そしてフッ素は矯正装置の上から塗っても何も問題はないので虫歯予防の為にもどんどん活用していただきたいものです。
しかしフッ素は塗れば虫歯にならない魔法の薬ではありません。虫歯予防で大切なことは、毎日の歯磨きと正しい食生活です。そしてさらに上手にフッ素を活用して虫歯のない健康な歯を大切に守っていきましょう。

ののやま矯正歯科医院