保定装置が壊れてしまった

矯正治療を終えて歯並びをキープするために使う保定装置。保定装置の使用を止めると歯並びが後戻りする可能性が出てくるため、矯正治療後は保定装置をずっと使い続けることになります。
しかし、装置の種類によって耐久性が違います。半年から1年程度と使える期間が短いクリアリテーナーは何度か作り直すことになります。今日はクリアリテーナーを作り直す場合のご説明をします。
クリアリテーナーは一度に2つお渡しします。1つは予備としてお持ちください。
保定が開始されて2年以内であれば、1〜2回目までの型取りについては追加料金はありません。
保定のクリアリテーナーを作るためにはお口の型取りをして、1時間程度で作成し当日お渡しすることができます。しかし、当日のお渡しにはご予約が必要です。お急ぎで装置の作り直しをご希望の際にはご予約をお取りされる時にその旨をお伝えください。

ののやま矯正歯科医院

治療時間が長引く場合

前回お話した通り、当院は完全予約制で診療を行っています。患者様のお時間を守るために、治療が長引き時間内で治療が終了しなかった場合は、キリのいいところで治療を切り上げて、次回続きを行わせていただくことがあります。
当院では、小さなお子様でも大人と同じ検査を行います。怖がって写真が撮れなかったり、暴れて嫌がったり、嘔吐反射が強くで型取りがうまくできなくて時間が長くかかってしまう方は、できる範囲までの内容でとどめ、後日続きの検査を行ってもいいでしょう。
年齢が上がってから改めて検査を行うか、トレーニングが必要なお子様は何度かトレーニングを行うことも可能です。また、通常の治療でも予定されていない装置の修理や作り直しなどが必要となった場合もご予約された時間内で終わらないときは、治療を2回に分けることがあります。
皆様の大切なお時間を守るためにご理解とご協力をお願いします。

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当院は完全予約制

当院は完全予約制です。皆様のご協力あって完全予約制が成り立っています。調節が難しいほど遅刻されますと他のご予約の患者様に迷惑がかかりかねません。その場合には、別日への予約変更をお願いしております。もし当日治療が予想を越えて長引く場合も途中で切り上げさせていただき、後日、続きの治療を行う場合がございます。
検査や特別な治療内容の場合、2時間以上かかるご予約の方がいらっしゃいます。また土日祝日や平日の夕方などは大変予約が取りにくくなっており、長時間のご予約の方が繁忙期の予約を希望されますと1、2ヶ月先になってしまうこともあります。お引越しや、結婚式などのイベント、手術の時期から逆算して治療計画をされていても、最悪、間に合わなくなる可能性もございます。
皆様の貴重なお時間を守るためにも、遅刻や予約変更の必要がある場合は早めのご連絡をお願い致します。引き続き、皆様のご協力をお願い致します。

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精密検査をご希望される方へ

前回ご紹介した無料相談の次は詳しい検査をご希望の方は精密検査へと進みます。精密検査の費用は5万円(税抜き)となっております。時間は約1時間です。
検査は、お口の型取り、鏡をお口の中に入れて写真撮影、レントゲン撮影なども行います。撮影時に動いてしまうと画像がブレてしまうので指示に従いましょう。
検査内容は成人も小児も同じことを行います。鼻呼吸ができ、舌を自分でコントロールして動かすことができないと嘔吐反射が出たり、実際に嘔吐してしまうこともあります。
小さなお子さんや、発達障害がある方はあらかじめ少し長めの時間を取らせていただく場合がございますが、時間内で終了出来ない場合は、別日に続きをさせていただきます。しかし、続きの予約の間が大きく開いてしまうと、お口の状態が変わってしまい模型を作ることができなくなってしまうので、場合によっては再度撮り直しをさせていただくことがあります。当院では舌や唇、喉の使い方などについてトレーニングを行なっております。ご自宅でも練習してみましょう。

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矯正無料相談をご希望の方へ

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
矯正治療を始めようとお考えの方は、まず初めに無料相談をさせていただいております。今日はその相談の内容を詳しくご紹介いたします。
まず、問診票の記入。そして矯正をされるご本人のお口の中の写真撮影や簡単なチェックをさせていただきます。
次に、院長によるカウンセリングを行います。質問や不安に思うことがございましたらお気軽にご相談ください。
そして最後にコーディネーターからの矯正治療の料金説明をさせていただき終了となります。
これら全てを約1時間で行っていきます。お時間の関係上、小さなお子さんで写真撮影が出来ない場合では簡単なチェックだけを行いカウンセリングへ移っていただくこともあります。お気軽にお越しください。

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歯を噛み締めていませんか?

寒いとついつい無意識に歯を噛み締めてしまってはいませんか?
本来、歯と歯が噛み合っている時間は食事の時の咀嚼や会話を含めても1日20分程度と言われています。それ以上噛み締めている時間が長かったり、強く食いしばってしまうと、TCH(Tooth Comtacting habit)歯が常に触れている癖があり、様々な身体の症状が出てしまいます。
虫歯や歯周病でもないのに歯がズキズキ痛んだり、顎関節に負担がかかり顎関節症、首や肩が凝るなどの全身に症状が出ます。
TCHは癖なので、自分で意識をすることで改善することができます。
お口の正しい形は、まず舌を上顎に吸い付けます。この時に舌で歯を押さないようにしましょう。次に唇を閉じて鼻呼吸をします。お口の中で上下の歯は数mm離しておきましょう。この形が無意識にできていると歯や顎にストレスを加えることはありません。
日常生活の中でテレビを見ている時やスマホを操作している時など、ふと気がついた時に意識して正しいお口の形を身につけましょう。

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引越すことになった場合

矯正治療中、または矯正治療が終了し保定期間中にお引越しになった場合、月に1度の通院が可能な距離の場合は、今までと変わらず管理を続けることができます。
遠方へお引越しの場合は、もしお引越しまでに矯正治療が終了できそうなら仕上げの装置の作成、装置の撤去、保定装置の作成、保定装置の装着、矯正終了時の検査へと数か月かけて進んでいきます。
しかし、治療がまだ終わりそうにない場合や、通院が困難な場合は、お引越し先近くの矯正歯科へ転医していただくことになります。転医先は同じ治療を引き継いでくださる歯科医院をこちらからご紹介させていただきます。そして当院での検査データや治療の資料をお渡しし、患者さんに資料を持参していただき転医先を受診していただく流れになります。治療中の方で自費治療で支払いを事前に済まされている場合には、今までにかかった治療費のみを計算して、残りの金額を返金いたします。
このように転医には準備が必要です。お引越しが決まったらすぐに矯正歯科にご連絡ください。

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矯正歯科選びのポイント

治療をする歯科医院選びのポイントについてお話します。矯正歯科治療に特化した歯科医の組織である「日本臨床矯正歯科医会」では、適切な矯正歯科治療を受けていただく為に、患者さん自身が信頼できる矯正歯科を見極める為の受診の目安として6つの指針を掲げています。
⑴頭部X線規格写真(セファログラム)検査をしている
⑵精密検査を実施し、それを分析・診断した上で治療をしている
精密検査として①口腔内審査 ②顎機能と咬合機能の検査 ③顎のプロポーション検査 ④筋機能検査
診断資料として①模型分析 ②頭部X線規格写真の分析 などを実施した上で診断を行うことが不可欠です。
⑶治療計画、治療費用について詳細に説明している
⑷長い期間を要する治療中の転医、その際の治療費精算まで説明をしている
日本臨床矯正歯科医会では治療中に転居などで診療所を変わらざるを得なくなった患者さんに、転居先にできるだけ近い矯正歯科を紹介する「転医システム」があります。
⑸常勤の矯正歯科医がいる
⑹専門知識のある衛生士、スタッフがいる
詳しくは、日本臨床矯正歯科医会のホームページをご覧ください。

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虫歯の進行度

歯科検診で「シーワン」「シーツー」などと言われたことがある人は多いと思います。
C「シー」とは虫歯のことで、進行度を表しています。徹底した歯磨きで汚れをためないようにし、食生活を改めないと虫歯がどんどん進行してしまいます。
・C0「シーオー」:歯の表面のエナメル質が脆くなり、白や黒くなっています。
・C1「シーワン」:エナメル質が溶け始めています。
・C2「シーツー」:虫歯がエナメル質より内側の象牙質まで進行しています。
・C3「シースリー」:虫歯が神経まで進行しました。神経を抜く必要があります。
・C4「シーフォー」:歯茎から見える歯が殆ど溶けてなくなってしまい歯の根っこしか残っていない状況です。抜歯が必要です。
学校の歯科検診では目で見える位置の虫歯しか発見できません。しかし虫歯は歯と歯の間の見えない部分に発生していることが多いです。その隠れた虫歯が目で見えるくらい大きな穴になった時にはC2〜C3まで進行していることが多く、神経を抜かないといけなくなる場合があります。
歯と歯の間のプラークは歯ブラシでは除去できません。フロス、歯間ブラシも使い、虫歯予防を心がけましょう。

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歯周ポケットとは

矯正歯科は歯だけでなく歯茎も健康でないと治療が進められません。検査の時にものさしを歯と歯茎の間に入れてポケットの深さを調べます。誰にでも歯と歯茎の間には歯周ポケットという隙間が2mmほどあります。このポケットが3mm以上深くなると注意が必要です。
歯周ポケットが深くなる原因は2つあり、1つ目は、歯肉炎によって歯茎が腫れてポケット底からの距離が長くなること。2つ目は、歯周病によって歯を支えている歯槽骨が溶けポケット底が下がることによって歯周ポケットの深さが深くなってしまうことです。深い方は10mmを超えることもあります。
炎症が歯茎にだけある歯肉炎は適切な歯ブラシとクリーニングを続けることで、歯茎の腫れが引いてポケットが浅くなることが多いです。しかし炎症が骨にまで進行してしまった歯周病では、一度溶けてしまった骨は蘇らないので下がってしまったポケット底は元には戻りません。
健康な歯茎を維持できるように適切なブラッシングと歯のクリーニングを続けましょう。

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