矯正中のお餅

お正月の風物詩「お餅」。矯正中の方は注意が必要です。
お餅だけでなく、ガムやキャラメルなど歯にくっつく食べ物は装置にもくっついてしまったり、繊維質な食べ物(野菜、肉)が絡まり、無理やり取ろうとしてワイヤーが曲がってしまったり、装置が外れてしまうことがあります。お餅を柔らかくしたり、なるべく装置に負荷をかけずにとる必要があります。
特に注意が必要な方は、リンガルアーチが入っている方です。これは子供の時期の矯正治療で使う装置なのですが、リンガルアーチは一番奥の歯以外はワイヤーを歯に当てて沿わしているだけなので指や舌で力を加えると簡単に曲がり浮いてしまいます。そして何度もワイヤーを曲げたり戻したりしていると金属疲労を起こし折れてしまうこともあります。
そして年末年始は数日間休診の歯科医院が多いので、応急処置も受けられず、装置が壊れたまま過ごさないといけません。
有意義なお正月を過ごすためにも注意しましょう。
2017年中はご覧いただきありがとうございました。みなさん良いお年を。

ののやま矯正歯科医院

矯正と口内炎

「矯正治療を始めてから口内炎ができやすくなった」という方は少なくないと思います。
今日は痛くて辛い口内炎についてお話しします。

〈口内炎ができる原因〉
・頬や舌を噛んでしまったり、矯正装置が当たることにより傷ができたため
・免疫力の低下①栄養バランスが乱れる(ビタミンB不足)
       ②胃腸の調子が悪い
       ③ストレス、寝不足、疲れ
・口腔清掃不良

私たちのお口の中の粘膜は日々の食事でも小さな傷ができています。それを日々修復しているのですが、免疫力が低下していたり、口の中が清掃不良でバイ菌だらけだとその傷は悪化し口内炎になってしまいます。
装置が擦れて当たる場合は、調節してもらったりワックス(樹脂)で装置を覆うことによって当たるのを防ぎます。医院によっては塗り薬を処方してもらったり、レーザーを当ててもらえます。
予防、改善の為にも、毎日の歯磨きをきちんと行い、うがい薬などでお口の中の細菌を減らして清潔に保ち、栄養バランス、生活リズムを整え、健康的に過ごしましょう。

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矯正の痛み

当院の矯正治療を終了された方へのアンケートで「治療を始める前に、不安に感じていたことはなんですか?」の質問に対して多い回答が「痛み」です。
痛みの感じ方は人ぞれぞれ違いますが、調節をした直後〜数日間、歯が動く痛みが生じます。調節後2・3日のピークを境にだんだんと痛みが引いていきます。
痛みがある間は硬い食べ物が食べにくくなるので、おかゆ、柔らかめの麺類、スープ系、お肉は舌でほぐれるひき肉がオススメです。しかし、治療が進んでいくと痛みの程度や期間は徐々に減少し、ほとんど気にならなくなるのでご安心ください。どうしても痛い時は、1〜2回鎮痛剤を服用したり、温かいお湯やお茶を口に含んで痛い歯の根の辺りの歯茎を温めると楽になります。
調節後の痛みは歯が動いている証拠。痛みの後に綺麗に並んだ自分の歯並びを見る喜びは大きいです。矯正中は痛みと上手に付き合えるかも大切なポイントですね。
しかし、痛みが日に日に強くなり続けたり、2週間以上強い痛みが続くようなら、他の原因があるかもしれないので我慢せずにご相談ください。

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矯正中の年末調整 医療費控除

今日は1年間矯正中にかかった費用の一部が返ってくる医療費控除のお話をします。
矯正治療にかかる費用は子供の場合と、矯正歯科医が診断し医学的な病名がついた診断書の添付がある場合の大人の方は医療費控除の対象になります。
そもそも医療費控除とは、自分や自分と生計を共にする家族が1月1日〜12月31日に支払った医療費が10万円を超える場合(生命保険で賄われたり国保から返金があった金額を除いて)、決められた計算式で出した額で確定申告すると、その年の所得から差し引いてもらえるという還付制度のこと。
控除の対象となるものは矯正治療費だけでなく、検査費、矯正治療の為の一般歯科での抜歯、診察費、通院のための交通費、医薬品または歯ブラシ、歯磨き剤などの購入費です。
申告する際には歯科医師からの診断書や治療費を支払った時の領収書などが必要になるので捨てずに取っておきましょう!
また、申告するのをうっかり忘れてしまった時でも、過去5年に遡って申告することができます。
詳しくは税務署や税理士、公認会計士などにお問い合わせください。

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