矯正治療開始のタイミング

矯正治療は何歳からでもスタートできますが、学生さんにとって良いタイミングと考えられる時期がいくつかあります。
タイミング①小学生であれば前歯が生え変わる低・中学年までに早期治療(乳歯のある子供向けの矯正治療)を開始することが多いです。矯正治療は1〜6か月に一回程度の定期的な通院が必要ですので、学校生活に慣れた頃の新学期に治療をスタートして生活の流れに取り入れるのが良いでしょう。
タイミング②中学生以降の学生さんの治療については本格治療(大人の歯全てをマルチブラケットという装置で動かす治療)は治療期間を2〜3年程とみておきたいです。
ただ、個人差や治療法も異なりますので”いつまでに治療を終えたい”という希望があっても、歯の生え変わりや成長変化の経過を見ていく必要がある人もいます。
その他にも社会人になってご自身の収入が安定してから治療を始める方も多くいます。矯正治療は費用も掛かりますのでご家族との相談も大切ですね。

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噛むことの8大効用

「噛む」ということは、単に食べ物を咀嚼し体に取り入れるためだけでなく、他にも全身を活性化させる重要な働きをしています。噛むことの効用について学校食事学会がわかりやすい標語を作りました。

口腔内光学スキャナーを導入いたしました

歯の裏側に装置を付けるリンガル矯正や透明なマウスピースで歯列矯正を行うマウスピース矯正は、患者様の歯の形にあったオーダーメイドの装置を作る為、精密な型取りが必要です。
当院ではこの度、口腔内光学スキャナーを導入いたしました。従来の型取りでは粘土質の材料を口の中に入れて歯型をとっていましたが、口腔内光学スキャナーでは下の写真にあるスキャナーで歯をなぞりスキャンし歯の形、噛み合わせをデータ化します。スキャンに必要な時間は10分〜20分で、その場で矯正治療をしていく過程や治療の後の歯並び、噛み合わせのシュミレーションをご覧いただけます。このシュミレーションは調整が可能で、患者様ご自身が気になる部分「この歯の向きを変えたい」「前歯をもう少し長くしたい」などを調整して見ることができます。
そしてこのデータは患者様のパソコンにも送信可能で、ゆっくり治療について考えたい時や、遠くに住んでいるご家族に相談したい時などにもメールで見ていただくことができます。
ご興味のある方はお気軽にご相談ください。

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取り外しのできる装置、しっかり使えてますか?

マウスピース、帽子のヘッドギア、マスクのOMA、ゴムかけるなど取り外しのできる装置は、患者さんご自身で装着し管理しないといけません。
「つい忘れてしまう」「めんどくさいから」「つけると邪魔だから」使わない理由は様々あると思います。しかし、これらの装置はつけて使わないと矯正の効果は発揮されません。
効果を発揮させる為には1日最低10時間(睡眠時間+α)必要です。装置を使い始めた時は違和感が強く寝つきが悪くなったり、矯正の力がかかり始め痛みが出たりとありますが、1週間前後で慣れてきます。しかし痛みがどんどん強くなったり、1週間以上続くようなら他の原因が考えられますのでご連絡ください。
そして、患者さん自身が装置を使う理由を理解し、納得されているかということが気持ちの面で重要になってきます。「何故必要なのか」「どう改善されていくのか」これらを患者さんがお子さんの場合は保護者の方も交えて患者さんにお話しする必要があります。ご家族みんなんで優しく、時に厳しく、励ましながらゴールを目指して本人を応援してあげてください。

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第23回 いい歯の日作文コンクール

学生の皆さんは夏休みですね。広島県歯科医師会では毎年「歯や口に関わること」をテーマに歯にまつわる思い出や経験などを自由に表現する作文コンクールを行っています。
このコンクールは、小学生の部、中学生の部、高校生・一般の3部門に分かれ、広島県在住の小学生以上であればどなたでも応募することができます。各部門ごとに優秀賞として「広島県知事賞」、「中国新聞賞」、「広島県歯科医師会長賞」が設けられ、優秀賞の受賞者は、広島県歯科医師会館で表彰を行い、中国新聞朝刊紙面にて発表されます。昨年度は6,249点の作品の応募がありました。この機会に、ご自身の歯と口腔に対する関心を高めて、日常生活の中で歯とお口の健康づくりの意識を高めていきましょう。また、現在矯正治療中の皆さんは矯正治療中の思い出作りにその経験や体験談などをまとめてみてもいいかもしれません。
応募締め切りは9月4日(必着)で応募者全員に粗品を進呈しているので、夏休み期間を利用して書いてみてはいかがでしょうか?詳しくはこちらをご覧ください。

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プレート型アンカースクリュー矯正

まず初めに、プレート型アンカースクリューは医療用品として認められていますが、使用の用途として外科矯正の顎間固定用でとされており、矯正治療の固定源としては現在認められていません。そのため矯正治療での使用に関しては歯科医師個人の裁量と自己責任による適応外使用となります。
プレート型アンカースクリューとは口腔外科で骨にプレートをネジで止め、ゴムなどで引っ張る固定源にする装置です。しっかり骨に保定してある分、アンカースクリューより強い力に耐えることができます。
骨にネジを打ち込むので装置をつけた1週間〜10日は埋まっている親知らずを抜歯した時の様に顔が腫れます。痛みや生活に支障が出るのが心配な方は夏休みなど長期休暇を利用されることをお勧めします。
粘膜からプレートが出た状態なので、不潔、免疫力の低下が原因で炎症を起こすことがあります。矯正中はいろいろな装置がついて歯磨きが難しくなりますが、炎症を起こさない様にする為にも衛生管理と体調管理を徹底しましょう。

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この度の西日本豪雨災害について

この度の豪雨にて被災された方々には、心からお見舞い申し上げます。
また、復興に御尽力されている皆様には、安全に留意され御活躍されることをお祈り致します。

当院は、可能な限り診療は行いますが、皆様の交通事情により来院が困難な場合は、予約変更を承ります。
来院予定の皆様はお気をつけてお越しください。

一日も早く平穏な生活に戻られる事を心からお祈り致します。

開窓・牽引術

開窓術とは永久歯が何らかの理由で生え変わりの時期になっても生えてこない時に、外科的処置を行うことをいいます。そして歯を引っ張り出すことを牽引と言います。
歯が生えてこない理由としては、前回お話ししたように、永久歯の生えるスペースがない場合や、生まれつき歯の位置がずれていたりと様々です。
開窓術の流れとしては、口腔外科で歯茎に麻酔をしてメスで開きます。歯が骨の中に埋まっている場合は骨を削って歯の通り道を作ります。そして埋まっている歯に部品を接着させます。
次に矯正歯科で歯茎から出た部品をゴムなどで引き、歯を少しずつ引っ張り出し牽引していきます。
開窓術は小学生の時期に行う場合が多く、まだ小さなお子さんには不安な処置でもあります。開窓・牽引をすることが必要不可欠なことをスタッフ、保護者の方が患者さん本人に伝え、理解し、負担を軽くしてあげることが大切になってきます。

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乳歯の早期脱落の影響

乳歯は強くぶつけたりすると、歯の根の吸収が早く進み、本来の生え変わりの時期よりも早く脱落してしまうことがよくあります。この他にも、あまりにも虫歯が進行してしまい、乳歯を残すことが不可能になり抜歯する場合があります。
前回少しお話ししたように、乳歯が脱落してしまっても永久歯が歯槽骨の中でスタンバイしていれば骨が痩せるということはありません。ではこの他にどのような影響があるのでしょうか?
永久歯、乳歯を問わず歯は隣に歯がないと徐々に倒れてきてしまいます。特に乳歯の場合は、歯が倒れこんでくると次に生えてくる永久歯のスペースが無くなり、歯並びがガタガタになってしまいます。そうならないために永久歯の生えるスペースを確保しておく装置を作る必要があります。また、永久歯の生えるスペースが狭くなることで、永久歯が生えてくる時期を過ぎても歯の一部あるいは全部が生えてこないこともあります。これを「埋伏」と言い、生えてこない歯を引っ張り出してあげることを「牽引」と言います。牽引については次回詳しくお話します。

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骨は歯がないと痩せる!?

歯茎の中で歯を支えている骨(=歯槽骨)。永久歯を歯周病や虫歯など何らかの理由で失ってしまったり、生まれつき永久歯が無い場合(先天性欠如)や、ガタガタが強くて本来歯があるべきの所に永久歯がないと、そこの歯槽骨はどんどん痩せていってしまいます。乳歯の生え変わりの時は、歯槽骨の中に永久歯がスタンバイしているので骨が痩せることはありません。永久歯を失い、一度失ってしまった歯槽骨はなかなか元には戻りません。痩せてしまった歯槽骨の所へ矯正治療で歯を動かす必要がある時、歯の動きが悪かったり、歯を支える力が弱く、歯肉退縮の原因になります。
歯槽骨を再生させる方法としては、歯周組織再生誘導法、エムドゲイン、骨移植といった外科手術があります。しかし手術を行っても、骨を完全に再生させることは難しく、あらゆる症例に対して行えるものでもありません。大切なことは歯周病や虫歯で歯を失わないように予防することと、歯が無い状態で放置せずに早めの対処を行うことです。

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